もくじ
1.犬はきゅうりを食べてOK!
2.きゅうりに含まれる栄養素と効果
3.犬が食べてもいいきゅうりの適量は?
4.犬にきゅうりを与えるときの注意点
5.きゅうりは、適量をおやつ程度に
犬はきゅうりを食べてOK!
一般的に、犬はきゅうりを食べてもOKだといわれています。きゅうりは低カロリーでビタミンやミネラルが豊富。ほかには、どのような栄養素が含まれているのでしょう。
きゅうりに含まれる栄養素と効果
きゅうりは、約95%が水分でできています。犬が水分補給するひとつの方法として、きゅうりを取り入れるのもよいでしょう。「きゅうりには栄養があまりない!」というイメージがあるかもしれませんが、実はこんなに栄養豊富なのです。
<ビタミンK>
きゅうりには、ビタミンKが含まれています。血を止めるための凝固作用や骨の健康をサポートする役割があります。
<カリウム>
ミネラルのひとつであるカリウムも含まれており、心臓や神経の動きにも関わるほか、体液の浸透圧を調整するのにも役立ちます。
<食物繊維>
きゅうりは食物繊維が豊富で、腸の健康や便秘予防などをサポートします。ただし、犬に食物繊維を与え過ぎると下痢の原因になる可能性があります。
犬がきゅうりを食べるメリット
犬がきゅうりを食べるメリットは、このようにたくさんあります。
<低カロリー>
きゅうりは低カロリーなので、食事のほかにおやつとして与えるのに適しています。とくに、体重管理が必要な犬にとって役立つでしょう。
<水分補給>
先ほども触れたようにきゅうりは約95%が水分でできています。そのため、犬の水分不足を防ぐのに役立ちますよ。
<ビタミンとミネラルの補給>
きゅうりにはビタミンKやカリウムなどの栄養素が含まれています。栄養補給のほか、利尿作用も期待できます。
<食物繊維のサポート>
きゅうりは食物繊維が豊富に含まれている野菜です。適切な量であれば、便秘を予防し腸の健康をサポートしてくれるでしょう。
<歯のクリーニング>
犬がきゅうりを食べることで、歯のクリーニング効果も期待できます。きゅうりはしっかりと噛まなければ食べられない野菜であるため、歯の健康にも役立ちます。しかし、硬すぎるきゅうりは避けて与えるようにしましょう。
また、少し話はそれますが、愛犬とはできるだけ長く、楽しく幸せに暮らしたい、そう思いますよね。
そのためには、長生きの秘訣も知っておくべきでしょう。「犬の年齢は人間でいうと何歳?長生きのために気をつけること」という記事も、ぜひ参考にしてみてください。
犬が食べてもいいきゅうりの適量は?
適量であれば、犬にきゅうりを与えることは健康のサポートになりますが、与えすぎないよう量には注意し、始めは少量から始めて徐々に増やしていきましょう。
そもそも栄養面においては、ドッグフードで足りています。食欲が落ちていてとにかく何か食べさせたいときや、水分を摂らせたいときに、おやつやドッグフードのトッピングとして与えるなど「プラスαで少し」を心がけてみてください。
きゅうりを与える際は、犬の個体差があるためアレルギー反応などを起こさないよう注意深く見守りましょう。不安な場合は獣医に相談してくださいね。
ここでは、小型犬~大型犬まで、一般的に食べてもよいとされている量をご紹介します。
小型犬(~10kg):63g(半分程度)
中型犬(10kg~25kg):63g(半分程度)
大型犬(25kg~):120g(1.2本程度)
子犬:25g (0.2本程度)
老犬:25g (0.2本程度)
目安となるのは上記の量ですが、個体差があります。子犬や老犬はとくに、様子を見ながら注意深く与えましょう。
犬にきゅうりを与えるときの注意点
犬にきゅうりを与えることは、健康をサポートしてくれる面もありますが、いくつかの注意点もあります。犬へきゅうりをどのように与えればよいのかを知り、注意深く取り入れてみましょう。
犬に持病がある場合は獣医師に相談
犬に心臓病や腎臓病など病気があったり、療法食であったりする場合は、独断できゅうりを与えずに獣医師に相談することが大切です。治療中の病気などがある場合も、相談してみてくださいね。
できれば皮は取り除く
きゅうりの種や芯は消化が難しいため、犬に食べさせる前に取り除くか、できるだけ少なくしておきましょう。また、犬が喉に詰まらせないように、きゅうりを細かく刻むなど小さくして与えてください。できる限り無農薬で、新鮮なきゅうりを選ぶことも犬の健康のために大切なポイントです。
へた付近や苦味の強いきゅうりはNG!
犬には、苦味が強いきゅうりや、食中毒の症状である下痢や嘔吐などを引き起こす「ククルビタシン」を多く含む「へたに近い部分」は与えないようにしてください。はじめは少量から、犬の状態や反応を観察しながら食べさせるとよいでしょう。
アレルギーに注意
犬がきゅうりを食べてアレルギー反応を起こすことも考えられます。アレルギー反応の例は下記のような症状です。
・痒み、脱毛、紅斑が顔面、耳、四肢先端、下腹部にあらわれる
・吐き気、下痢、かゆみ、腫れ、くしゃみなど
初めてきゅうりを食べさせるときには、ひと口だけ与えて様子を見て、異常がないか注意深く観察しましょう。異常があればすぐに摂取を中止して、獣医に相談することが大切です。犬が特定のアレルギーや消化器の問題を持っている場合も、きゅうりを与える前に獣医に相談してください。
引用:小方宗次「犬猫の食物アレルギー」
きゅうりの加工食品は食べられる?
加工品や調理済みのきゅうりは、添加物や調味料、塩分の多さが気になります。そのため、犬にはきゅうりの加工食品をあげないようにしましょう。加工品ではなく、できるだけ新鮮なきゅうりを用意し、種や芯を取り除いてあげるとよいですよ。
きゅうりは、適量をおやつ程度に
犬の主食は専用の犬用のペットフードであるため、きゅうりは適量をおやつ程度にあげるようにしたいですね。
主食のペットフードにもこだわれば、より犬の健康に配慮することができます。「PETOKOTO FOODS」は、スタッフ全員が愛犬家、愛猫家。愛する家族の食事をより楽しく、元気で幸せな毎日がいつまでも続きますように…という想いを込めて、新鮮な食材でできたごはんをフレッシュなまま届けてくれます。
国産の原料、保存料無添加、獣医師との開発など、飼い主さんに嬉しいこだわりがいっぱい。あなたもぜひ、大切な愛犬の食事を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
【参考サイトURL】
https://www.ipet-ins.com/media/27686/
犬にきゅうりを与えても大丈夫?食べてもよい適量と注意点を解説