もくじ
1.シャンプーの基本的な選び方
2.シャンプーの主な種類
3.【頭皮別】シャンプーの選び方
4.【髪質別】シャンプーの選び方
5.【その他】シャンプーの選び方
まとめ
シャンプーの基本的な選び方
シャンプーは頭皮環境を整えたり、髪の汚れを除去したりするのに重要なアイテムです。シャンプーを選ぶ際は、頭皮や髪質の状態に合ったものを選ぶ必要があります。
頭皮の状態で選ぶ場合、主に3つの種類から選べます。
● 地肌にうるおいを残すしっとりタイプ
● 頭皮のべたつきをケアするさっぱりタイプ
● 刺激の少ない天然由来成分が入ったタイプ
髪質で選ぶ場合は、次の3つに分類されます。
● 髪にうるおいを与えて、しなやかな髪に整えるタイプ
● 髪にハリとコシを与え、ボリュームを出すタイプ
● キューティクルをケアして、まとまりやすい髪に仕上げるタイプ
シャンプーに含まれる成分によって洗いあがりが変わってくるため、種類を知ったうえで自分に最適なシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプーの主な種類
シャンプーを選ぶ際は髪質だけでなく、スタイリング剤の使用の有無や、泡立ちの好みなども判断材料となります。成分の特性を把握し、自分に合ったシャンプーを使いましょう。シャンプーの主な種類は次のとおりです。
アミノ酸系
アミノ酸系シャンプーに使われている洗浄成分は、グルタミン酸系、アラニン系、グリシン系など複数の種類があります。洗浄力がマイルドで頭皮や肌にやさしく、低刺激なのが特徴です。
アミノ酸系シャンプーを使うコツは、丁寧にブラッシングをしておくことと、髪をお湯で予洗いしておくこと。シャンプー前にひと手間かけることで汚れが落ちやすくなり、上手に洗えます。
しかし、洗浄力はそれほど高くないため、頭皮がオイリー肌の方や整髪料を多く使う方には向いていない可能性があります。また、アミノ酸系のシャンプーは泡立ちにくいと感じることがあり、たっぷりの泡で洗いたい人には物足りなく感じるおそれも。
アミノ酸系シャンプーは頭皮の乾燥が気になる方や、ふんわりと洗い上げたい方におすすめのシャンプーです。
せっけん系
せっけん系シャンプーは、「石ケン素地(高級脂肪酸ナトリウム)」で作られています。低刺激で洗浄力が高く、泡立ちが良いシャンプーです。シンプルな成分でできているため、肌への刺激や環境負荷が少ないといわれています。
しかし、油分を除去する効果や洗浄力が高いので、シャンプー後に髪がきしむことがあります。洗い流しが不十分だとごわつきの原因となるため、しっかりとすすぐことが大切です。
せっけん系シャンプーはさっぱりとした洗い上がりが好きな方や、肌荒れが気になる方に向いています。なお、せっけん系シャンプーは弱アルカリ性のため、使用後は酸性リンスを使って髪を整えるのがポイントです。
高級アルコール系
高級アルコール系シャンプーの主成分は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス3酢酸ナトリウムなどがあります。洗浄力があり、しっかり泡立つのが特徴です。多くのシャンプーに配合されており、手ごろな価格で購入できます。
しかし、刺激が強いため、敏感肌の方には向いていない可能性も。シャンプー後に頭皮がかゆくなる場合は、洗いすぎによる皮脂やうるおい不足も考えられます。肌や髪の乾燥が気になる場合は、高級アルコール系シャンプーの使用は避けたほうが良いでしょう。
高級アルコール系シャンプーは、オイリー肌の方やスタイリング剤をよく使う方、たっぷりの泡で洗い上げたい方に向いています。
その他の種類
上記のほかに、以下のような種類もあります。
● ベタイン系:植物系のシャンプー。低刺激で、保湿能力が高い
● タウリン系:頭皮や髪にやさしく、泡の切れが良い。洗浄力はマイルド
● ノンシリコン系:シリコンが含まれていないシャンプー
● オレフィン系(合成):洗浄力が高く、泡立ち・泡切れが良い
ベタイン系は、ベビーシャンプーによく使用されている成分です。肌にやさしいシャンプーを選びたい方に向いています。
タウリン系は泡切れがよく、マイルドな洗い心地です。洗浄力がそれほど高くないため、整髪料を使う方には適さない可能性があります。
シリコンはキューティクルを密着させ、髪をつややかに見せる成分です。髪の状態や悩みに合わせて選択しましょう。
オレフィン系は、植物由来の界面活性剤が使われています。高級アルコール系シャンプーの代用品を探している方にぴったりな成分です。
【頭皮別】シャンプーの選び方
頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶと、乾燥やべたつきを効果的にケアすることが可能です。においや赤みといったトラブルの予防にもつながります。 頭皮に悩みがある方は、以下を参考にシャンプーを選びましょう。
オイリー肌
オイリー肌とは、皮脂が過剰に分泌され、ベタつきが気になる肌のことです。「頭皮がかゆくなる」「ニキビができやすい」などの悩みがあるなら、オイリー肌の可能性があります。
オイリー肌の方には洗浄力や泡立ちが良く、さっぱりとした仕上がりのシャンプーが良いでしょう。高級アルコール系やオレフィン系、せっけん系のシャンプーがおすすめです。
余分な皮脂や汚れを落とそうとしてゴシゴシ洗うと、頭皮環境が悪化し、さらにベタつきやすくなる可能性があります。指の腹を使い、たっぷりの泡でやさしく洗ってください。
乾燥肌
乾燥肌の方は頭皮の水分量が少ないため、洗浄力が強いシャンプーを使うとかゆみが出ることがあります。よくフケがでる方も、乾燥肌かもしれません。
頭皮の乾燥が気になる場合は、保湿力が高く、皮脂を取る力がマイルドなシャンプーを選びましょう。ベタイン系やアミノ酸系のシャンプーが向いています。
また、髪を洗う際のお湯の温度にも注意してください。熱めのお湯でシャンプーをすると、頭皮に必要なうるおいを流してしまうおそれがあります。
敏感肌
敏感肌の方は少しの刺激で肌荒れしやすく、頭皮も乾燥してフケが出たり、シャンプーがしみたりすることがあります。敏感肌の方には泡立ちが良く、肌にやさしいタウリン系やベタイン系がおすすめです。
また、シンプルな素材でできているせっけん系シャンプーも向いています。使い慣れないうちは髪のきしみを感じることがあるかもしれませんが、しっかりと髪をすすいで酸性リンスを使うことで改善されます。
精油が含まれるシャンプーは、刺激になる場合もあるため注意が必要です。
【髪質別】シャンプーの選び方
髪質別にシャンプーを選ぶなら、髪の質に作用する成分に注目しましょう。髪質別のシャンプーの選び方を解説します。
ダメージが気になる
ヘアカラーやパーマなどで傷んだ髪は、脂質が失われて切れやすい状態です。髪は3層構造になっており、それぞれの層を脂質で密着させているため、脂質を補うことで髪にツヤが生まれます。そのため、セラミドやCMC、ケラチンなどの脂質成分が含まれたシャンプーがおすすめです。
また、ヘアアイロンの使い過ぎなど熱によるダメージがひどい髪には、保湿効果の高いシャンプーも良いでしょう。
くせが強い
くせが強い髪は保水・保湿をすることでおさまりやすくなるため、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれたシャンプーを選ぶのが効果的です。
また、シリコン入りのシャンプーを使うと髪がまとまりやすくなります。シリコンにネガティブなイメージを持った方もいるかもしれませんが、シリコンは安全性の高い成分として広く使われています。頭皮への影響が気になるなら、シャンプーはノンシリコン、コンディショナーはシリコン配合のものを使うと安心です。
毛質が硬い
毛質が硬く、ごわつきやすい髪の方には、植物由来のオイルや保湿成分が含まれるシャンプーがおすすめです。椿オイルやホホバオイル、ヒアルロン酸、グルセリンなどが含まれるものを選びましょう。
毛質が硬い髪はボリュームが出すぎたり、まとまりにくかったりします。オイルや保湿成分が含まれるシャンプーを使うことで髪の毛が落ち着き、スタイリングしやすくなるはずです。
毛質が軟らかい
毛質が柔らかいなら、髪にハリやコシを与えてくれるシャンプーを選ぶと良いでしょう。パンテノール、加水分解ケラチンなどの成分がおすすめです。毛質が柔らかいとボリュームが出にくかったり、髪が絡まりやすかったりしますが、髪にコシが出ることで変わります。
シリコン入りのシャンプーは髪に重さが出てしまうため、ふんわりと仕上げたい場合はノンシリコンシャンプーを選択するのがおすすめです。
【その他】シャンプーの選び方
頭皮や髪質で選ぶほか、悩みや香り、シリコンの有無でシャンプーを選ぶ方法もあります。香りの好みや仕上がり、シャンプーにどんな機能を期待するかで、シャンプーの選び方は変わってきます。自分のニーズに合ったシャンプーを選択しましょう。
悩み別に選ぶ
頭皮や髪の悩みに合わせた専用のシャンプーも販売されています。
● 薬用フケ・かゆみシャンプー
● エイジングケアシャンプー
● 白髪染めシャンプー
● 育毛シャンプー
頭皮の状態や髪質よりも優先してケアしたい悩みがあるなら、専用のシャンプーを試してみましょう。最近では男性の頭皮や髪質に合わせた、男性専用のシャンプーも人気があります。
香りで選ぶ
シャンプーは香りも重要です。シャンプーの香りに癒された経験のある方もいるでしょう。シャンプーの香りはフローラル系、ハーブ系、シトラス系、サボン系などさまざま。自分の好みに合う香りを選べば、リラックス効果も期待できます。
香りを長続きさせたい時は、同じラインのシャンプーとコンディショナー・トリートメントをセットで使うと効果的です。
シリコンの有無で選ぶ
ノンシリコンのシャンプーは人気がありますが、髪質によってはシリコン入りを選んだ方が良い場合もあります。
例えば、カラーやパーマによるダメージがある髪には、シリコン入りのシャンプーを選ぶのも良いでしょう。髪にツヤが出て、まとまりやすくなります。一方、毛質が柔らかい髪にはノンシリコンでふんわりと洗い上げるのがおすすめです。
また、頭皮の状態によっては、シャンプーはノンシリコンを選び、トリートメントで髪をケアする方法もあります。
シャンプーは自分の頭皮や髪質に合うものを!
シャンプーは、頭皮の状態や髪質に合ったものを選びましょう。悩み別の専用シャンプーや香りで選ぶ方法もあります。シャンプーの主成分を見て、自分に合うものを選択してください。
シャンプーの選択肢が多すぎて決められない場合は、MEDULLA(メデュラ)がおすすめです。9つの質問に答えるだけで、最も合うシャンプーを提案してくれます。自分に合うシャンプーを選びたい方は、ぜひご利用ください。
【参考URL】
自分に合うシャンプーの選び方とは?種類の違い・市販で買えるおすすめもご紹介! | RAXY(ラクシー)
シャンプー選びの決め手は洗浄成分|シャンプーの選び方|Chapter 2「シャンプーとトリートメント」|美髪のキホン|ラサーナ ブランドサイト
【2023年】石鹸シャンプーのおすすめ人気ランキング22選【徹底比較】 | mybest
オレフィン系シャンプーって何?オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの成分や特徴、安全性を解説 | hanaafu公式
脂性肌(オイリー肌)のスキンケア!オイリー肌になる4つの原因と改善方法|お役立ちコラム|基礎化粧品ドモホルンリンクル
【2023年】市販シャンプーのおすすめ人気ランキング56選【徹底比較】 | mybest