SHOCHU X「希継奈」のコンセプトは「語り継がれる一本」。黒いボトルに、金縁のラベル。華美過ぎない洗練されたデザインは、肩書に恥じぬ佇まいです。
希望の「希」、「継承」の「継」、可能性・前向きという意味がある「奈」。名前の由来と、込められた想いが記された手紙も箱に封入されています。
この時点で素敵なSHOCHU Xですが、この度大規模なデザイン変更を実施。
変更後のデザインは、今までよりも煌びやかでエレガントな印象。食卓に並べば、自然とテーブル全体にちょっとした特別感が漂います。
ドキドキしながら、氷の入ったグラスに「希継奈」を注いでいきます。グラスを回して氷をゆっくり溶かし、口元にグラスを運んでみると、まず驚くのが立ち上る香りの違い。
「焼酎」と言えば、強いアルコールの匂いが鼻にツンとくるイメージがありますし、その多くは約20~25度のアルコール度数です。対する「希継奈」のアルコール度数は、平均を大きく超える40度なので、他の焼酎以上の強い匂いを想定していました。しかし、鼻をくすぐったのはアルコールの匂いを上回る甘い麦の香りで、どこか黒糖にも似た奥行きを感じます。厳選された福岡産の麦2種のみから作られており、かつ麦麹を通常の3倍使用しているからでしょうか、他のお酒では嗅いだことのない重層的な香りです。
十分に冷えたところで、ちびりと一口。すると、なめらかに口の中で広がった後、すぐに舌が温まるような感覚が。しっかりしたコクを口いっぱいに感じながら飲み下すと、他の食べものや飲み物では感じたことのない、フルーティなのにはっきり麦由来だとわかる甘みが、パッとはじけます。「麦ってこんなに甘いの!?」と驚き、続けざまにもう一口。40度とは思えないほど、スイスイと飲めてしまい、気がつけばグラスは空に。まさに極上の焼酎体験でした。
ロックで「希継奈」の魅力を堪能したところで、他の飲みかたも試してみることに。「ストレート・ロック・水割り・ソーダ割・お湯割り・レモンサワーなど、どの飲み方もおすすめ」とHPにはありますが、5PM編集部が試した中で特に美味しかったものをご紹介。
試した中で一番のオススメは、やっぱりロックです。最初に「希継奈」とのファーストコンタクトがロックだったからかもしれませんが、「希継奈」の魅力をまっすぐ感じられたな、と感じられたのはロックでした。こちらはチーズやチョコレートなど、まったりとしたものとのマリアージュが特におすすめです。
次に、ソーダ割。ロックの時は口当たりのなめらかさが特徴でしたが、ソーダで割ると飲みやすさはそのまま、炭酸で麦の甘みのはじけ方がダイナミックに。麦らしさよりもフルーティさが際立ちごくごくと飲めるので、食事にも非常に合わせやすいです。スモークサーモンやカレーなど、香り・味がはっきりしたものと合わせると、お互いの強みを高め合ってくれます。
また、同じ炭酸でいうと、HPで紹介されていたレモンサワーも気になるところ。レモンサワーにすると麦の風味がレモンに負け、飛んでしまうのではないか、と不安になりますが、心配ご無用。レモンの酸味を麦のまろやかさが整え、炭酸のキレで後味はすっきり。脂ののったお肉との相性も抜群です。
最後に、HPにはなかった変わり種、ビール割。ホッピーを飲まれる方は、「焼酎×麦芽」のイメージはある程度浮かぶと思うのですが、「希継奈」のビール割はそれを簡単に超えてきます。今回は「志賀高原IPA」で割ってみたのですが、もはや「麦×麦」。口に入ったときはビールが強めなのですが、飲み込んでみるとやわらかな甘みから締まりのいい苦みまで、麦のあらゆる長所が段階的に押し寄せます。
5PM編集部のメンバーいわく、「トップノート・ミドルノート・ラストノートがあって、香水みたい」とのこと。
意外にも、こちらに合うのはフルーツ。桃や梨といったみずみずしい甘みが合わさると、「希継奈」のフルーティさがより華やかになるだけでなく、ビールの苦みもさっぱり楽しめます。
チーズ、チョコレート、スモークサーモン、カレー、お肉、フルーツ……今までご紹介したもの以外にも、麦製品(パンやパスタなど)に合うものなら、何にでも合わせられるのが、麦のみで作られている「希継奈」の強み。
シーンを選ばず合わせやすいので日常的に飲めますし、ギフトにもぴったり。もちろん、特別な日に飲む「とっておきのお酒」としても実力は十分。
どんな角度からもアプローチできる極上の焼酎体験を、SHOCHU Xの「希継奈」で、ぜひ。
伝統的な日本の焼酎の良さを守りつつ、新たな焼酎の創造に挑み続けるブランド「SHOCHU X」(ショウチュウエックス) 全国の唯一無二の製造技術を持つ酒蔵と、独創的な商品コンセプトで、「TRANSFORM SHOCHU」を実現します。