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ミームとは?

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ミーム(meme)という言葉は、海外でできた造語で、「メメ」ではなく「ミーム」と発音します。

言葉の起源は、イギリスの生物学者リチャード・ドーギンス氏が1976 年 に発刊した著書「利己的な遺伝子」で提唱された概念です。memeという名前は、模倣の単位を表す「mimeme」と「gene」の2つの言葉を縮めて作られた造語で、遺伝子を子孫に受け継いでいくことを指すものです。

近年で流行っている動画も、同じ画像や動画をもとにしてさまざまな人によって作られたものが拡散されています。この流行は遺伝子が情報を伝えていく様子になぞらえて、リチャード・ドーギンス氏の名付けたミームという名前で呼ばれているのです。

 

インターネットミーム 

ミームと同様によく使われる言葉に「インターネットミーム」があります。ミームはコピーされて広まった画像や動画全体を指すもので、一方のインターネットミームはネットを介して広まったものに限って使われる言葉です。

インターネットミームは、WebサイトやSNSなどで閲覧できる形式で動画や画像を拡散します。「元ネタ」といわれる画像を使って日常をおもしろおかしく表現したものを作成して拡散したものです。

元ネタのまま拡散される場合もありますが、閲覧するユーザーに興味を持ってもらったものほど広がりやすくなるため、多くの場合は加工して形を変えながら広がる傾向があります。動画や画像そのものをミームという場合が多いですが、広がる流れをミームということもあります。

 

ミームの関連用語「ミーム汚染」 

ミームに関連する言葉で知っておきたいのは「ミーム汚染」という用語です。

ミームはコピーされて拡散されていく現象のため、拡散されていくうちに元ネタは目につかなくなり、本来の姿が分かりにくくなってしまいます。そのように拡散される過程でとくに意識することなく画像や言葉への認識が変わっていく様子は、ミーム汚染と呼ばれます。

元ネタの画像を撮影した意図や画像の意味が変わってしまうことから、風評被害のように使われる場合がありますが、ネガティブな意味だけで使われているわけではありません。形を変えながら多くの人に届くことは、元になる動画や画像も多くの人に認められているといえるでしょう。

 

海外と日本のミーム

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ミームは日本のものも多いですが、海外発祥のものもあります。ここでは、これまでに流行った動画を海外と日本に分けて紹介します。

 

海外ミームとは

ミームという言葉はもともと海外で生まれたものなので、海外ミームという呼び方は矛盾があるように感じます。けれども、流行が発生した場所を区別するために海外ミームと日本ミームという呼び方で分けています。

 

海外で流行ったミーム

海外で流行ったミームには、以下のようなものがあります。それぞれの内容を簡単に解説します。

 

メントスコーラ・メントスガイザー

メントスコーラは、コーラにメントスを入れる様子を撮影した実験動画で、「メントスガイザー」とも呼ばれています。

元ネタはアメリカの科学教師スティーブ・スパングラー氏がテレビで披露した実験動画でした。炭酸が一気に気化して勢いよく吹き上がる様子が注目を集めたことや、身近にあるもので再現しやすいことから、多くの人が真似して動画が拡散されました。

 

スレンダーマン 

「スレンダーマン」はアメリカを始め各国で知られる都市伝説の妖怪です。

実際はアメリカのウェブサイトが企画したコンテストに応募された架空のキャラクターであり、のっぺらぼうで手足が異様に長く伸びたスーツ姿をしています。サスペンス映画やゲームも作られたほど、知名度が高いキャラクターと言えるでしょう。

都市伝説や噂として広まることでミーム化しました。

 

SCP財団 

「SCP Foundation(SCP財団)」は海外のホラーサイトでのことで、自然の法則に反した存在などを取り扱う架空の秘密組織です。

創作したストーリーを楽しむコミュニティサイトでもあり、サイトには不可解な出来事が多数投稿されています。

存在しないものが、インターネット上ではあたかも本当にある組織や出来事のように伝わるのもインターネットミームのおもしろさでしょう。

 

ソルト・ベイ

丸いサングラスをかけた男性が優雅に肉に塩を振っている動画を見たことがある人は多いでしょう。

塩を振っているのはトルコのステーキチェーンのオーナーシェフであるヌスレット・ギョクチェ氏です。独特のスタイルで塩を振る姿が2017年にSNSに投稿されると、瞬く間にインターネットで模倣されミーム化されるようになりました。

 

かぼすちゃん 

日本で飼われていた柴犬「かぼすちゃん」の画像をブログに投稿したところ、愛らしい姿によって海外でたちまちブームが起こりました。

その後もかぼすちゃんの画像は、加工されながら「犬ミーム」として世界中に広がっています。また、かぼすちゃんの画像はNFTとして売却されたり、仮想通貨に使われたりと多用な形で拡散されています。

 

右フック犬 

体としっぽの部分が筋肉のように見える犬の画像もミーム化され、パロディイラストが多く広まっています。

右フック犬の元ネタは、犬が自分のしっぽを追いかけてくるくる回転している姿を写した画像です。ところが、高速で動いたためしっぽの部分が筋骨隆々の腕のように見えたため、パロディイラストが多く作成されるようになりました。

右フック犬がミーム化すると、猫やキツネなど犬以外の動物でも同様などミームが発生し、カプセルトイやゲームが発売されるなどの動きも起こりました。

 

絶叫するビーバー 

突然大自然のなかで大声で「ああああああああ!」と絶叫する動画です。絶叫するビーバーというタイトルですが、実は映っているのはビーバーではなくマーモットという動物。本来の鳴き声は甲高いもので、ミームの動画では叫び声を低く太い声のものに合成され、かわいい動物と太い叫び声のギャップが楽しめます。

インターネット上では、この動画は歌に合わせてこの動画を使ったり、何かを叫ばせたりするような使い方で広がっています。

 

tasukaru 

「tasukaru」は日本語の「助かる」の意味をもつネットスラングです。tasukaruの子音のみを使って「TSKR」という略語で使われている場合もあります。通常はありがとうと同じような意味で感謝を伝えるときに使われています。

おもに海外のVTuberの間で使われていましたが、のちに日本でも使われるようになりました。

 

ステイ

The Kid LAROI & Justin Bieberによる「STAY」という曲を使って、ダンスをする動画が「ステイ」です。海外のTikTokerが腰を振りながら踊る動画が拡散されたのが始まりとなり、その後も多数の著名なアーティストとコラボを続けて急速に拡散されました。

日本でも有名人がステイを踊る動画によって、曲自体もヒットしました。

 

日本のミームの特徴 

日本で広がるインターネットミームには、おもに以下のような特徴があります。

● 既存の漫画やアニメにかかわる動画

● 過去のネタの再燃

● 真似したくなるようなダンス動画

● インパクトがあり覚えやすい言葉

日本には多くの人が読んだことがあるような漫画やアニメの作品が多数あり、作品中のセリフだけでも多くの人が反応するようなミームが作れます。

漫画やアニメで有名なセリフを文字だけで画像や映像にする以外に、セリフを組み合わせておもしろ味をプラスするなど、ミーム動画や画像を作成する手法もさまざまです。

また、昔のミームが再度流行したケースもあります。例えば、2001年に2ちゃんねるに書き込まれた投稿「吉野家コピペ」は、2018年にトレンドワードに上がるほど再注目されました。

インターネットミームは、おもしろいと思った人が自分で真似して踊ったり、元ネタを加工して拡散したりします。そのため、誰もがわかるインパクトのある内容や、かんたんに真似できる動きが求められています。

近年では画像や動画を編集するアプリが増え、スマホでも簡単にミーム動画を作成できるようになりました。既存の画像や動画に気軽に加工や音を加えて短時間で投稿できるので、挑戦してみてはいかがでしょう。

 

日本で流行ったミーム

海外と日本で流行るミームには多少違いがあります。日本で流行ったミームを紹介します。

 

宇宙猫・スペースキャット

宇宙猫のミームは「スペースキャット」とも呼ばれる、宇宙と猫をコラージュした画像です。

驚いて固まったままの猫の表情と背景の宇宙の画像と組み合わせのギャップがおもしろく、日本では2014年ごろからSNSを中心に話題となりました。

理解が追い付かないことを表すときに使われ、最近では猫をほかの動物に変えて使われる例もあります。

 

5000兆円ほしい!

イラストレーターの「ケースワベ」さんがX(旧Twitter)に投稿した画像が話題になり、流行しました。

「5000兆円」という金額とインパクトのある文字デザインが注目され、この組み合わせを真似て多くの人が自分の願望を投稿するというブームが起こりました。

5000兆円ほしい!の赤と白の力強いデザインの文字は、LINEスタンプにもなっています。

 

踏めば助かるのにロボ

中学校で使われる歴史の資料集にと登場するロボットのキャラクターが発する「踏めば助かるのに…。」というセリフを題材にした、X(旧Twitter)でよく見かけるミームです。

資料集のなかではたびたび短絡的ともとれるセリフを発することから、辛辣なコメントをするロボットとしてほかの動画と組み合わせて使われています。

 

君のような勘のいいガキは嫌いだよ

漫画「鋼の錬金術師」で、ショー・タッカーというキャラクターが使うセリフを元にしたミームです。

すべてを話していないにも関わらず、状況を察する勘の良い相手に対して使われるセリフで、応用して使いやすいのが特徴です。コメントのオチとして使われたり、隠し事を見抜かれたりしたときに不快感を示す言葉としてよく使われます。

 

だが断る

日本でも海外でも人気の高い漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のなかで、岸辺露伴が言うセリフを使ったミームです。

このミームは多くの動画で使われ、元ネタの漫画を読んだことがない人でもこのセリフは知っているという人もいるほどです。強く否定したいときに使うとインパクトがあります。

 

検索してはいけない言葉

「検索してはいけない言葉」に挙げられた言葉を、あえて検索してみるという遊びがあり、検索する様子を映したYouTube動画などもあります。

検索結果は、都市伝説などの不思議なものからグロテスクな動画や画像までさまざまです。怖いものみたさで閲覧すると精神的なダメージを受ける可能性もあるので、注意しましょう。

 

猫ミーム 

猫ミームとは、猫の動画を素材として作られた短めのおもしろ動画を指します。

日常の出来事や会話を猫の動画や画像を使って再現するものが多く、TikTokやYouTubeで数多く投稿されています。

猫ミームは動画や画像の内容に厳密なルールがあるわけではありません。元ネタの猫動画を編集して会話しているように見せるものや、人間のようにリズミカルにダンスする動画などがあります。

猫ミームについては、引き続き詳しく解説し、最近とくに流行っている猫ミームを紹介します。

 

猫ミームはなぜバズった?

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猫ミームは2024年に入ったころから急激に話題になり、短期間でさまざまな動画が投稿されました。猫ミームがバズった理由には以下のようなものが挙げられます。

● 短い動画で分かりやすい

● 動物の表情にネタが合っている

● 動物の動きがかわいい

● テンポが良い

猫の動きとぴったりなBGM・効果音の組み合わせや、かわいらしいだけでなくシュールなおもしろさ、猫好きでなくても楽しめる魅力などがバズった理由でしょう。
 

猫ミーム一覧

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猫ミームは把握しきれないほど数多く存在します。

ここでは、人気のある猫ミーム40種類を紹介します。ミームという言葉を意識したことがなかった人でも、見たことがあるミームを見つけられるかもしれません。

 

怪しむ・怒る猫 

鋭い目つきでにらみを利かせる「怪しむ・怒る猫」の動画。効果音が不穏な雰囲気を強調し、一度にらまれたら逃れられないような気分になります。

額にある縦線の模様が眉間のシワにも見え、困っているようなシーンにも使われています。

 

いびきをかく猫

姿勢よく座ったまま眠る猫のミームです。前足をそろえて背筋を伸ばして座るきちんとした姿に反して、低く大きな音でいびきをかく様子のギャップが楽しめます。

寝てはいけないと思いつつ、居眠りしてしまったことを表すシーンによく使われています。

 

エサくれ猫

不機嫌そうな表情で、エサ入れを動かし続ける「エサくれ猫」。無言で金属製のエサ入れをカランカランと鳴らし続ける様子が、不満さを訴えるように見えておもしろい動画です。

何かを抗議するときや不満を表すときに使われています。

 

回転猫

脚を畳んで座る黒猫の3Dモデルが、高速で回転するミームです。猫の動きに合わせて流れる、呪文のような効果音が頭に残ります。

同様の動画で「マックスウェルザキャット」がありますが、回転猫のほうが高速で回転するため、気持ちが高まった様子を表すシーンで使われます。

猫ミームが流行りだす前にすでに話題になっていた「This is sandwich 」というミームでも、この回転猫が使われていました。

 

カリカリを食べる猫 

カリカリとエサをかみ砕く音が豪快な猫のミームです。大きな目がかわいらしい猫ですが、エサを食べるときは眉間にしわを寄せ、カメラをにらむように食べ続けます。

食べ物をガツガツと食べるシーンによく使われています。

 

虚無猫

うつろな目でじっとたたずむ黒猫の姿から「虚無猫」や「ぼんやりする猫」と呼ばれています。

向かいにいる茶色の猫が鳴いているのをじっと見つめている様子が、上司や知人から一方的に話しかけられる場面や、話を聞き流すシーンに例えて使われています。

 

困惑する猫 

目を大きく開けてきょろきょろと周囲を見回す「困惑する猫」。画像の猫をまねて困惑した表情を描いたイラストも多く描かれています。

目と口が開いたままになっているように見えるのですが、実は口の下の黒い部分は模様だったようです。

 

叫ぶ猫

両手を伸ばして泣き叫ぶ黒猫のミームです。鳴き方に悲壮感が漂い、つらい出来事があった場合や、やり場のない怒りを表すときに使われています。

この動画は「狂気猫」とも呼ばれ、嬉しさや楽しさで極度に興奮している様子を表すときにも登場します。

 

サワークリーム猫

鼻先に差し出されたサワークリームのにおいをかいだあと、急に眼を見開いて吐き気をもよおす猫のミームです。

においをかぐ前とあとの表情の違いが激しく、衝撃的な出来事や驚いた様子を表すときに使います。

 

しゃべる猫

真剣な表情で何かを話すように鳴く「しゃべる猫」。「しょんぼり猫」と組み合わせて使うと、説教をしているように見えます。

説教するシーン以外にも、説明するシーンや慰めるシーンなどにも使われています。

 

しょんぼり猫

「しゃべる猫」とセットで使われることが多い猫ミームです。

ニャーと弱々しく鳴く姿が怒られて力なく返事をする様子にみえますが、飼い主に甘えている様子を撮影したものが元ネタになっています。

猫ミームではこの2匹を使ったものがかなり多く作られています。

 

咳をする猫

咳をしたときの一瞬の顔が変顔のようにおもしろい猫のミーム。口と目を大きく見開いた顔は、まるで小さい子どもが大きな咳をしたときのような顔をしていると話題になりました。

バナナ猫と組み合わせたものもよく見かけます。

 

反り猫

飼い主の呼びかけに、上を見上げて「ニャー」と答える猫の様子をとらえたミーム。

上を向いて大きな口を開く様子はかわいらしく、大勢で会話するシーンなどに使われています。

 

タイピングする猫

軽快にパソコンのキーボードをたたく猫のミームです。

椅子に座りパソコンを操作する姿は、会社でのワンシーンとしてよく登場します。また、インターネットで検索する姿や、パソコンでゲームをする姿としても使われています。

 

叩く猫・叩かれる猫

高くあげた前脚を勢いよく振り下ろして叩く猫と抵抗することなく叩かれる猫は、多くのシーンでセットで登場しました。

自分の失敗を責めるシーンで使われたり、叩く猫を単体で使用して怒りを表現したりする場合もあります。

 

チピチピチャパチャパ猫

猫が音楽に合わせてリズミカルに動くミーム。「チピチピチャパチャパ」というBGMも一度聴いたら覚えてしまうほど印象的です。

複数の動物が一緒に踊る動画や、猫の単純な動きを真似て自分で踊る動画を投稿するなどダンス動画としても広まっています。

 

爪を研ぐ猫

目つきの鋭い猫が爪やすりを使って爪を研ぎ続ける動画です。静かな怒りを感じさせ、緊迫したシーンで登場しています。

また、爪を研ぐ母親役というように家族の日常シーンにも使われます。

 

ドライブ猫

運転席に座り、車のハンドルを軽快に操作する猫のミームです。ときどき周囲の安全を確認するように見回すしぐさが人間味を感じさせています。

車を運転して通勤やお出かけするシーンで頻繁に登場する動画です。

 

泣き叫ぶ子猫

短い前脚で頭を抱えるようにして甲高く鳴く猫のミーム。「頭を抱える猫」とも呼ばれています。

生まれて間もない猫の様子を映した動画が元ネタで、子猫の可愛さと絶望しているように見える姿が話題となり、絶望的な状況を表すときに頻繁に使われています。

 

濡れた猫

動かず瞬きもせずに、じっと宙を見つめてたたずむ猫のミームです。

元ネタは猫の頭に水をかけて入浴させている様子を映した動画です。固まったように動かないように見えるため、やる気を失ったシーンなどで使われています。

 

眠たい猫

眠さに耐えつつも寝落ちする瞬間の猫のミームは、半開きの目を開けようと抵抗している様子が微笑ましい動画です。

授業中につい眠くなってしまう様子や、仕事で疲れて力尽きる様子を表すときに使われています。

 

バイク猫

おもちゃのバイクに乗ってくるくると回る猫のミーム。くるくると動くうちに子猫がバイクから落ちてズルズルと引きずられてしまう様子はコミカルで笑いを誘います。

通勤や通学のシーンや、どこかに移動するシーンで頻繁に登場しています。

 

パクパク猫

子猫が口をパクパクと大きく動かす動作と「パクパク」という効果音があっているミームです。

食事をするシーンで使われることが多いですが、口を開ける動きが話をする様子にも見えるため、会話のシーンにも使われます。

 

変形頭猫

猫の顔が縦に圧縮したように加工されたおもしろいミームです。飼い主の呼びかけにたびたび「ニャー」と答える姿がかわいいですが、変形した見た目とのギャップが印象に残ります。

目と耳だけが目立っているので宇宙人のようにも見え、話が通じない相手や変な人役として登場します。

 

ホドモエシティ猫

「ポケットモンスター」の町「ホドモエシティ」のBGMに合わせて踊る猫のミームです。

二足歩行の猫がオリエンタルな曲調に合わせて軽快に踊るため、テンションの上がるようなシーンで使われています。

 

マック猫

マクドナルドの帽子をかぶっている猫のミームです。

単体で使うよりも、ほかの猫と組み合わせて使われることが多く、店員役やバイトをしている自分の姿として登場します。

 

マックスウェルザキャット 

前脚を畳んで置物のように座る黒猫のミーム。

BGMに合わせてリズムよく体を揺らし、滑るようにあちこちを移動する様子から、移動シーンで多く使われています。わくわくしている様子を表す場合にも使われます。

 

目を丸くして驚いている猫

目をまん丸にしてカメラを凝視する黒猫のミームです。驚いて声も出ないようなシーンで使われます。

驚く猫はこのほかにも「困惑する猫」がありますが、目を丸くして驚いている黒猫のほうが、より強く驚いているときに使われています。

 

リンゴ猫

リンゴ猫は、リンゴに手足がついた形のキャラクターです。リンゴに猫の顔を合成されている様子が「バナナ猫」と似ているため、2匹をセットで登場させるミームも多く見られます。

二本の脚でトコトコと歩くので、移動するシーンなどさまざまな用途で使用されています。

 

冷静猫

机に腕をのせて寄りかかる猫のミームは、落ち着いてくつろいでいる姿として使われます。

讃美歌をBGMにして悟ったような猫の表情をさらに物静かに見せているので、悟ったりあきらめたりしたシーンでも使用できそうです。

 

ワップ猫

白猫が「WOP」という曲にのって踊る動画です。

テンポの良い曲に合わせて踊るキレのあるダンスは、テンションの上がったノリノリの状態を表すのによく使われています。

 

Avicii猫

スウェーデン出身のDJ/音楽プロデューサーであるAviciiの楽曲を歌う猫のミーム。猫の顔を人面に加工したもので、光る黄色い目が印象に残ります。

 

banana cat

「banana cat(バナナ猫)」は、よくリンゴ猫とともに使われています。不幸な出来事に遭い、大量の涙を流しますが、結果的に涙が役に立つストーリー性のある動画です。

派生する動画でも、さまざまな理由で常に泣きコミカルに使われています。

 

DJ猫

DJをしているように前脚を動かす「DJ猫」は、大きなサングラスをかけたもの以外にもさまざまな衣装でDJする様子が飼い主によって投稿されています。

脚は飼い主が動かしているようで、信頼しきって飼い主に身を任せている姿もかわいいと評判です。

 

EDMを踊る猫

猫がリズミカルに腰ふりダンスをしている「EDMを踊る猫」は、「これが一番好き」という声も多い人気のミームです。

振付が簡単なので、この猫を真似して自分が踊る動画も多く拡散されています。

 

Girlfriendを踊る猫 

アヴリル・ラヴィーンの「Girlfriend」の曲に合わせてダンスする猫ミーム。踊るとタプタプと揺れるお腹がかわいいことでも話題です。

明るい曲調で、ワクワクしながら出かけるようなシーンに使われています。

 

Hah?cat

頭に黒い模様のある白い猫が、低い声で「はぁ?」と言う有名な猫ミームです。

声は猫のものではなく合成ですが、真顔で見つめる顔と口の動きが声とぴったりと合っているので違和感がありません。

何を言っているかわからない「うるさいヤギ」に対して「はぁ?」と返す動画が多く、聞き取れないときや意味不明のことを言われたときに使われています。

 

Happy cat

両手を広げてぴょんぴょんとジャンプし続ける子猫の動画をTikTokやYouTubeなどで目にしたことがある人は多いでしょう。背景に流れる「Happy Happy Happy」と歌うBGMも印象的です。

子猫が飛び跳ねている姿が微笑ましく楽しいシーンに使われますが、実は閉店間際のペットショップでお客様に必死にアピールする姿を撮ったものとも言われています。

 

笑う犬

舌を長く垂らして大きく口ながら「アーハハハ」と大声で笑う犬のミーム。

猫と一緒に使われることが多く、感情が高ぶって嬉しさが抑えきれない様子を表すときに使われています。

 

うるさいヤギ

「うるさいヤギ」はかなりの頻度で猫ミームに登場する有名なミームです。

ベロベロと舌を動かすヤギの声が何を言っているのがわからないことから、早口でしゃべる人や意味のわからない話を一方的に気かされるシーンで使われています。

ヤギがベロベロと話したあとに「Hah?cat」が「はあ?」と聞き返すのが、定番のパターンです。

 

猫ミームダンスとは?

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猫ミームダンスは、猫ミームの動きを使ってダンスをしているように加工したダンス動画です。猫1匹で踊るダンスもありますが、犬やハムスターなど複数の動物がそろって踊る動画もあります。

猫ミームダンスでは、以下のダンスがよく知られています。

● 中国ダンス 猫

● EDMを踊る猫

● Girlfriendを踊る猫 

● チピチピチャパチャパ猫

なかでも、中国ダンスは踊る猫がかわいいと話題のダンス動画です。中国の子ども番組で使われた「洗濯歌」というお風呂の曲に合わせて、猫やそのほかの動物が踊ります。

誰でも踊れそうな分かりやすいダンスで構成されているので、自分で踊った動画を投稿する人も多い人気動画です。

 

猫ミームは作れる!

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たくさんの猫ミームを楽しんだあとは、自分でも作ってみるのはいかがでしょうか?

専門の知識や技術がないと作成は難しいと感じますが、アプリや素材を使えば初心者でもスマホでミーム動画を作成できます。

「CapCut」などの動画編集ができるアプリを用意しておきましょう。あらかじめ猫ミームですぐに使えるテンプレートや素材が用意されているソフトなら、初心者でも簡単に作成できるでしょう。

 

【猫ミーム動画の作成手順】

1. 動画のストーリーを考える

2. 作成に必要な素材と背景の素材をダウンロードする

3. アプリで素材を読み込む

4. 周りの不要な部分を切り抜き、背景を透明にする

5. 背景画像を合成する

6. 表示したい位置にテキストを追加する

 

インターネットミームを作成する際は、著作権に注意しましょう。ビジネスで利用する場合は著作権者から使用の許可を取る必要があります。

著作権に違反しない場合でも、差別的な内容や配慮のない内容だと判断されれば批判を浴びたり投稿が削除されたりするなどのトラブルにつながりかねません。元ネタの投稿者や閲覧する人への配慮を忘れないようにしましょう。
 

時期ごとに流行るミームを楽しもう

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ミームという言葉はもともと海外で作られた造語ですが、今では海外だけでなく日本でも多くのミーム動画や画像が発信されています。日本と海外では人気になるミームに若干違いがありますが、元ネタをコピーして拡散していく仕組みは同じです。

筆者はこれまでどれがミームなのかあまり考えずに動画や画像を閲覧していましたが、今回調べた人気のミームのなかには見たことがあるものも多くありました。また、ミーム動画の作成に便利なソフトがあることもわかり、日常の一コマをかわいい猫で動画を作ってみるのもおもしろそうだと感じました。みなさんもお気に入りの猫ミームを見つけてみてください。

5PMJournalでは、暮らしを豊かにする情報を発信、ブランドをセレクトして紹介しています。ぜひご覧になってみてください。

 

 

【参考サイトURL】

【ミーム"meme"】とは?SNSでよく見かける様々なインターネットミームの意味について詳しく解説!

https://shop.bflat.net/blogs/media/what-is-meme

 

最近よく聞く「ミーム”meme”」って何?「ミーム汚染」「海外ミーム」も解説

https://kimini.online/blog/archives/22294

 

ミームとは?猫ミームやミームマーケティングについても解説

https://www.profuture.co.jp/mk/column/what-is-meme

 

ミーム

https://japanknowledge.com/contents/nipponica/sample_koumoku.html?entryid=1224

 

インターネットミームとは?わかりやすく解説!海外だけじゃない活用方法と事例一覧

https://wemar.jp/14112/

 

海外・日本で有名なインターネットミームとは?代表例を紹介

https://yourclip.life/post/about-internet-meme/

 

スレンダーマン

https://www.weblio.jp/content/Slender+Man

 

”SCP財団”という架空組織について

https://www.village-v.co.jp/news/media/8395#:~:text=SCP%E8%B2%A1%E5%9B%A3%EF%BC%88SCP%E3%81%96%E3%81%84%E3%81%A0%E3%82%93%E3%80%81%E8%8B%B1,%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 

柴犬の「かぼす」が死亡 ネットミームや暗号通貨で世界的人気に

https://www.bbc.com/japanese/articles/crggvdjz189o

 

右フック犬

https://dic.pixiv.net/a/%E5%8F%B3%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AF%E7%8A%AC

 

絶叫するビーバー

https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B5%B6%E5%8F%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC

 

TSKR

https://dic.nicovideo.jp/a/tskr

 

【TikTokで話題】猫マニとは?作り方とおすすめ素材も紹介【2024年最新】

https://www.perfectcorp.com/ja/consumer/blog/video-editing/How-to-Create-Cat-Meme-2

 

SNSで大流行中の猫ミームとは?人気の理由や作り方を紹介

https://weknowledge.jp/column/trend/post_25653

 

猫ミームの元ネタの猫やヤギなどの動画一覧10選!huhcatやhappycatも

https://soilzoology.jp/catmeme-motoneta10/

 

猫ミーム

https://dic.pixiv.net/a/%E7%8C%AB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A0

 

猫ミームの素材40選一覧!全部知ってる?元ネタや楽曲これで完璧!その①

https://hee-blog.com/nekomemes-itiran/

 

猫ミームの素材40選の続きがえらいことに?!もはやホラーなものも!

https://hee-blog.com/nekomemes-next/

 

ThisIsaSandwichMeme

https://dic.pixiv.net/a/ThisIsaSandwichMeme

 

話題の”猫ミーム”とは?元ネタ・素材一覧や”猫マニ”の作り方をご紹介!

https://mo-la.jp/digital/118592/

 

困惑する猫

https://dic.pixiv.net/a/%E5%9B%B0%E6%83%91%E3%81%99%E3%82%8B%E7%8C%AB

 

Maxwell the Cat(マックスウェル・ザ・キャット)とは?プロフィールを紹介

https://kata-tip.com/cat/03.html

 

【猫ミーム】中国の歌に合わせて猫ダンスしているTikTok動画で流れている曲は?

https://komimini.jp/entertainment/catmeme_havingabath/

 

猫ミーム!著作権は大丈夫?わかりやすく解説

https://mienoyasai.com/nekomi-mu-162/