もくじ

1.最低限必要な防災グッズ10選

2.防災グッズは100均でも揃えられる

3.防災グッズ以外に最低限チェックすること

4.最低限の防災グッズで万が一の事態に備えよう

最低限必要な防災グッズ10選

防犯グッズ

ここでは、最低限必要な防災グッズ10選を紹介します。

 

 

人間が生きていくために必要な1日の水分量は、成人で3リットル程度といわれています。自宅には、1人あたり「3リットル×3日分」の飲料水をストックしておきましょう。


3リットルが多いと感じる方は、自分が普段摂取している水分量を目安に、最低でも1日分は用意してください。

 

非常用持ち出し袋のなかにも2リットル程度の水を入れておくと、避難する際に水分補給ができます。飲みやすさや衛生面を考慮し、「500ミリリットル×ペットボトル4本」で小分けにするのがおすすめです。

 

また、水は普段から保冷機能付きの水筒にいれて持ち歩くと安心です。外出時に災害が起こった際に、水筒があれば避難生活で役立ちます。

 

準備してそのままにするのではなく、定期的に見直すことも重要です。保存期間が過ぎたら新品に交換しましょう。

 

食料

 

停電や断水が起こることを考慮して、調理不要の食料品を用意しておきましょう。災害時には電気やガス、水道などのライフラインが停止する可能性があるためです。


非常食を選ぶ際のポイントは下記の通りです。


・そのまま食べられる

・長期保存ができる

・栄養バランスが良い


加熱せずにそのまま食べられるレトルト食品や缶詰、栄養補助食品やお菓子、乾パンなどを準備します。「人数×3日分」程度の量を目安にストックしましょう。

 

ただしクッキーなどの食品は、持ち運ぶ際に崩れる可能性があります。箱入りの商品を選んだり、ケースに入れて保管するなどの工夫が必要です。


避難所では一般的に、おにぎりやパンなどが配給されます。[5] 野菜や魚の缶詰などを用意し、タンパク質やビタミン類、食物繊維などの栄養を摂取できるようにしましょう。

 

衛生品や生理用品

 

避難所はさまざまな人が利用しているため、感染症のリスクが高まります。非常時に体調を崩さないよう、最低限の衛生用品を準備しておきましょう。

 

 

備えておくと便利な衛生用品を下記にまとめました。

 

・マスク
・手指消毒用アルコール
・ウェットシート

・トイレットペーパー
・除菌ジェル
・歯磨きシート
・タオル(圧縮タオル)


上記を家族の人数分用意しましょう。女性の場合は、1~2日分の生理用品と、中身の見えないゴミ袋が必要です。小さなお子さんがいるご家庭では、おむつやおしりふき、消臭袋も用意します。

 

医薬品

 

災害発生時にケガや体調不良が起こる可能性を考慮し、医薬品を準備しましょう。特に停電時に移動する際は、足元が見えにくいため思わぬ怪我も起こりやすいです。


救急セットを準備しておけば、小さな切り傷や擦り傷ができたときに役立ちます。傷口の止血や保護には、絆創膏・消毒薬などがあれば便利です。


大判のハンカチを用意しておくと、止血に役立ったり、包帯や三角巾などの代わりとして使えたりします。


また持病がある方は、常備薬やお薬手帳をすぐに持ち出せるよう、日ごろから準備しておきましょう。

 

生理痛がひどい方は鎮痛剤、胃腸の具合が悪くなりやすい方は胃腸薬など、自分の健康状態に合わせて医薬品を準備することが大切です。

 

貴重品

 

身の回りの貴重品は、避難所で必要になりそうなものを厳選して準備しましょう。


災害時に必要になる主な貴重品は下記の通りです。


・現金
・身分証明書や健康保険証のコピー
・公的機関の手続きで必要な印鑑

 

現金は、公衆電話を使用する際に備えて小銭を中心に用意しておきます。災害時は音声通話を使う人が集中し、スマートフォンなどの携帯電話がつながりにくくなるためです。

 

また、銀行口座や保険に関する情報はメモに控えておきましょう。小さなお子さんがいる場合は、母子手帳のコピーも必須です。病院で診察を受ける際に必要になることがあります。

 

照明器具

 

懐中電灯やライトなど、手で持ちやすい照明器具も用意しておきましょう。災害時は避難所のライフラインが止まったり、暗い道を避難したりすることもあります。

 

避難所生活では、床や机に置いて使用できるランタンがあると便利です。調光が簡単にできたり、スマートフォンの充電機能が付いていたりする商品もあります。

 

電池を使用するタイプの場合は予備の電池を準備しておき、すぐに取り換えられるようにしておきましょう。太陽の光で充電できるランタンも販売されているため、チェックしてみてください。

 

防災ラジオ

 

災害時には、テレビやインターネットなどが使用できなくなる可能性があります。そのため防災ラジオや携帯ラジオなどを活用し、必要な情報を得られるようにしましょう。

 

防災ラジオを選ぶ際には、AM放送とFM放送の両方を聞ける商品がおすすめです。互いに周波数が異なるため、電波の届きやすさ、聞き取りやすさに違いが生まれます。一方が聞き取れなくなるリスクを考慮して、両方受信できるラジオを選びましょう。


また手回し式の充電機能がついている商品であれば、電池が切れてしまったときに役立ちます。ライト機能が付いている商品や、スマートフォンを充電できる商品も要チェックです。

 

季節用品


非常用持ち出し袋の中身を定期的に見直し、季節に合わせて入れ替えることが大切です。

 

夏は虫除けスプレーや日焼け止め、冬は防寒具や厚手の靴下、カイロなど気候に合わせて準備します。


台風の多い季節や梅雨の季節であれば、折り畳み傘やレインコートを入れておくと安心です。


家族や個人で必要なもの

 

家族や個人それぞれで必要なものを用意しておきましょう。

 

例えば、乳幼児がいる場合はミルクや抱っこひも、哺乳瓶などが必要です。ペットがいる場合はフードやトイレシートなど、避難する際に必要なグッズを備えておきます。

 

各家庭の特徴や事情に応じて備えるのがポイントです。

 

ライターなどの小物類

 

非常用持ち出し袋に入れておくと便利な小物類は、下記の通りです。


・筆記用具
・耳栓
・ビニール袋
・ライター
・軍手
・スマートフォンのモバイルバッテリー
・災害用ホイッスル

 

筆記用具は、伝言や緊急連絡先、避難所のスケジュールなどをメモするときに活躍します。ライターがあれば、火を起こして暖をとったり、食べ物を加熱したりするときに便利です。

 

上記は非常用持ち出し袋からすぐに取り出せるよう、日ごろから整理整頓して入れておきましょう。

防災グッズは100均でも揃えられる

100円

100均で揃えられる防災グッズもあります。それぞれの店舗によって異なりますが、主に販売されている防災グッズは下記の通りです。


・紙皿、紙コップ
・ラップ
・除菌シート
・アルコール
・歯磨きセット
・救急用品
・ポリ袋(使い捨て衛生用品)
・保温寝袋
・サイリウム
・ライト
・乾電池
・マスク


水が止まると食器類が洗えないため、使い捨ての紙皿や紙コップがあると便利です。またお皿にラップを敷いて使うと、食べ物の汚れが付かないため再利用できます。

 

サイリウム(ライブ会場などで使われる光る棒)は軽く折り曲げるだけで一定の時間光るため、電池や電源がなくても照明替わりとして使えます。

 

できるだけ費用を抑えて防災グッズを揃えたい方は、お近くの100円均で探してみてください。

防災グッズ以外に最低限チェックすること

防犯グッズを確認する男女

ここでは、防災グッズ以外に、災害の備えとして、最低限チェックすべきことを紹介します。

 

避難経路や避難場所の確認

 

災害時の避難場所や避難経路を確認しておきましょう。


まずは家の近くにある避難所をチェックし、その場所まで安全に通れそうな経路を検討します。地図上で確認したら実際に歩いてみて、危険な場所ではないかどうかを把握するのが大切です。


職場など自宅以外の場所で過ごすことが多い方は、その周辺の避難所もあわせて確認しましょう。


また、豪雨、津波、火山や噴火など、災害の種類によって避難場所の安全性も変わります。住んでいる地域で起こりうる災害を想定した上で、避難経路や避難場所を確認するのが肝要です。

 

ハザードマップの確認

 

ハザードマップとは、土砂災害や洪水、高潮、津波のリスクを確認できる災害予想地図です。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で閲覧できます。

 

自宅の周辺で起こり得る災害について、ハザードマップ上で普段から調べておくことが重要です。地震以外にも火山噴火、洪水、津波、大雪、土砂災害など、さまざまな災害のリスクが考えられます。

 

職場や学校など自宅以外で長時間過ごす場所があれば、その周辺もチェックしておきましょう。

 

家族の安否確認の方法

 

災害が起こった際に、家族同士でどのように安否確認をするか決めておきましょう。家族全員が揃っているときに被災するとは限りません。

 

学校、職場、買い物時など、別々の場所で災害が起きた場合を想定するのがポイントです。

 

また、災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板の使い方も確認しましょう。


局番なしの「171」に固定電話や携帯電話からかけると、「災害用伝言ダイヤル」が利用できます。音声メッセージを残したい場合は、相手の電話番号を入力します。


そのほか、テキスト形式の災害用伝言版「web171」も利用可能です。サイトにアクセスし、宛先の電話番号を入力するとテキストでメッセージを残せます。


これらは災害発生時にしか利用できないサービスですが、毎月1日と15日に体験利用ができます。家族で基本の操作方法を学び、連絡を取り合う練習をしておきましょう。


自宅での安全対策

 

家具の配置や避難経路の確保など、自宅でも安全対策をしましょう。地震の揺れで物が落下してケガをする、家具が倒れてきて下敷きになるなどのリスクを減らせます。

 

枕元に額縁やかけ時計を置いている場合は、頭上に落ちないよう別の場所へ移動させましょう。


タンスや本棚、食器棚のなかにあるものは、重いものを下に、軽いものを上に入れるようにします。重心が下に移動し、揺れが起きたときの転倒を防止できるためです。


また、家具が倒れて避難経路が塞がれることがないように注意しましょう。食器棚や本棚などの大きい家具は壁に固定したり、配置を見直したりすることが大切です。


懐中電灯やスリッパを枕元に置いておくと、寝ているときに災害が起きた場合も避難しやすくなります。

最低限の防災グッズで万が一の事態に備えよう

防災

災害時に最低限必要な防災グッズは、主に水や食料、衛星品や医薬品などです。100均で揃えられる防災グッズもあるため、最寄りの店舗でチェックしてみてください。

 

災害時にはスムーズに避難できるよう、避難場所やハザードマップの確認、自宅での安全対策を行うことも肝要です。災害用伝言ダイヤルなど、家族が離れ離れになったときの連絡手段もしっかり確認しておきましょう。

 

自分や家族の命を守るためにも、災害が起こった場合を想定して早めに準備することが重要です。

 

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【参考URL】

防災リュックの中身に最低限必要なもの│女性・子ども・高齢者に分けて紹介 | あそび防災プロジェクト 
防災グッズに絶対必要なもの13選|持ち出し用と自宅用に分けて解説|ダンボールAエース
【リスト付き】最低限必要な防災グッズとは。自宅や車に用意すべきもの | 株式会社ナフィアス|先端ナノファイバー素材 NafiaS®

100均で買える防災グッズおすすめ13選!本当に必要なものを動画付きで紹介|株式会社ワッツ
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地震の備えに最低限必要なもの!防災グッズや避難行動について解説|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞 
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