【夢占い】歯が抜ける夢の意味とは？場所や本数、シチュエーション別に紹介！

夢占いにおける「歯」とは

夢占いにおいて、歯は「家族」「健康」「人生」を暗示します。上の歯は父母や先祖、下の歯は兄弟姉妹や子孫の象徴だと考えられています。

わたしたちが、日々の食事から生命活動に必要なエネルギーを補給するためには、健康的な歯が欠かせません。このような背景から、「生命力のシンボル」と解釈されるケースもあります。

夢占いの歴史は古く、世界中で夢には予言的な性質があると信じられてきました。日本でも兵庫県に『夢野の鹿』という、夢占いに関する物語が伝わっています。すべての夢に意味があるわけではありませんが、妙に印象に残ったり、何度も繰り返し見たりする夢には、何らかのメッセージが込められている可能性があります。

歯が抜ける夢の意味は

歯が抜ける夢は、異なる2つの意味を持ちます。1つ目は、心配事やトラブルの暗示です。家族、健康、人生の象徴である歯が抜けるということは、親しい人の悲しい出来事や大切なものの喪失を予感させます。生命力のシンボルが失われることにより、体調を崩しやすくなったり、生活基盤が不安定になったりすることもあるでしょう。

2つ目は、人生の変化や転換期の暗示です。人生に悩んでいる人や困難な状況に陥っている人が歯の夢を見た場合は、吉兆と捉えることができます。歯が抜ける夢を見たあと、すっきりとした気持ちになっているなら開運の兆しです。

夢が伝えるメッセージは、一人ひとりの状況によって異なります。「歯が抜けた夢を見てしまった」とネガティブに捉えすぎず、自分の状況や気持ちと向き合って、冷静に分析することが大切です。

歯が抜けた場所と種類別の意味

歯が抜ける夢は、「どの場所のどんな種類の歯が抜けたか」によって変わります。医学的に見ると歯の種類は、「切歯（せっし）」「犬歯（けんし）」「臼歯（きゅうし）」の3つに分けられます。

前歯と呼ばれるのが切歯と犬歯、奥歯と呼ばれるのが臼歯です。切歯は上下4本ずつ、犬歯は上下2本ずつ、臼歯は親知らずを含めて上下10本ずつあります。大人の永久歯は全部で32本あり、それぞれの種類によって夢占いでの意味が異なります。今回は、医学的な分類に加えて、虫歯や銀歯、差し歯などの特別な歯が抜ける意味についても解説します。

前歯が抜ける夢の意味

前歯は家族のなかでの年少者を示します。夢のなかで上の前歯が抜けたときは、祖父母や両親のうち、年齢の若い人が何らかのトラブルに巻き込まれることを暗示しているのかもしれません。下の前歯が抜けたときは、弟妹や年下の親族の生活に変化がもたらされる可能性が考えられます。

前歯は、他人から見られることの多い場所にあるため、社会的な評価にも影響を及ぼします。前歯が抜ける夢を見たときは、自分の言動を振り返り、誠実な対応を心がけましょう。

奥歯が抜ける夢の意味

奥歯は家族のなかでの年長者を示します。上の奥歯が抜ける夢は祖父母や両親のうち年齢の高い人が、下の奥歯が抜ける夢は兄姉や年上の親族に心配事が迫っているサインだと考えられます。

広義では、「目上の人」を意味していることもあり、学生時代の恩師や仕事でお世話になっている上司、先輩などを指している場合もあります。奥歯が抜けると前歯への負担が大きくなり、さらに口内の状況が悪化することから、凶夢や警告夢として捉えられやすい傾向です。

上の歯が抜ける夢の意味

上の歯は両親の象徴です。上の歯が抜ける夢は、父母や祖父母、慕っている人たちに変化や危険が近付いていることをを示唆しています。夢が警告のメッセージを送っている場合は、具体的な行動を取ることで、危険を回避しやすくなります。

夢には、吉夢（瑞夢）と凶夢（悪夢）の2種類がありますが、夢見がいい場合は、ポジティブな変化の予兆です。両親や祖父母に相談しながら転職やスキルアップなど、新しいことに挑戦してみると、成功しやすいかもしれません。

下の歯が抜ける夢の意味

下の歯は兄弟姉妹の象徴です。下の歯が抜ける夢は、兄弟姉妹や親戚、可愛がっている後輩たちに変化や危険が近付いていることを示唆しています。凶事とは限りませんが、「弟の元気がない」「後輩がつらそうに仕事をしている」など気になることがあれば、さりげなくフォローしてあげるとよいかもしれません。

下の歯が抜ける夢は、精神的な疲労の蓄積を暗示しているケースもあります。イライラしたり、気分が落ち込みやすくなったりする前触れでもあるので、リラックスする時間を確保してストレスを緩和させていきましょう。

虫歯が抜ける夢の意味

虫歯が抜ける夢は、縁起の良い吉夢です。夢占いにおいて虫歯は災いの象徴であり、抜け落ちることで、運気が上がると考えられています。夢から目覚めたあと、特定の人を思い出すことがあれば、連絡をとってみることで幸運が舞い込みやすくなるかもしれません。

つらい状況に悩んでいる人も、もう少しで事態が好転することを示しています。吉夢を現実のものとして手繰り寄せるためにも、前向きな行動を心がけましょう。

乳歯が抜ける夢の意味

乳歯とは、子どものときに生える歯のことで、全部で20本あります。基本的には、6歳ごろから生え変わりがはじまり、12歳を目安にすべて永久歯になります。現実世界ではすでに永久歯に生え変わっているにも関わらず、乳歯が抜ける夢を見たときは、あなたが大きく成長するチャンスなのかもしれません。

精神的に大人になったことの証ともいえるため、自立した生活を送る絶好のタイミングです。親元を離れて一人暮らしをしたり、安定した仕事に就いたりすることで、さらなる成長が期待できます。

銀歯が抜ける夢の意味

銀歯が抜ける夢を見たときは、心身に負荷がかかりすぎていないかを立ち止まって考えてみましょう。歯の機能を補ってくれる銀歯が抜けたということは、深層心理が「無理をしすぎている」と訴えかけている可能性があります。

努力をすることは大切ですが、負荷がかかりすぎると、心身の不調につながります。漠然とした不安や焦りがあると、運気は少しずつ下がっていきます。周囲の雰囲気に流されず、あなた自身が心地よいと感じるペースで前進していきましょう。

差し歯が抜ける夢の意味

差し歯が抜ける夢の意味は、銀歯と似ています。自分自身に負荷をかけすぎていると、夢を通してメッセージが送られます。なくなった歯の代わりである差し歯が抜けてしまったように、無理を続ければ、あなたの大切な何かが失われてしまうかもしれません。

支えとなるものが失われることで、事態はさらに悪い方向へと進みやすくなります。致命的な状況に陥らないためにも、自分の気持ちに正直に向き合い、身の丈に合った生活を送ることが大切です。

親知らずが抜ける夢の意味

親知らずは、一番奥に生えてくる歯のことです。名前の由来にはいくつかの説がありますが、平均寿命がいまよりずっと短かった時代には、親が亡くなってから生えてくることも多かったため「親知らず」と呼ばれるようになったといわれています。

親知らずが抜ける夢は、想定外の出来事が起こることを暗示しています。現実世界でも親知らず周辺は不衛生になりやすいことから、あまり好まれる存在ではありません。夢占いでも親知らずは災いをもたらすものとされており、それが抜ける夢は吉夢であると考えられています。

犬歯が抜ける夢の意味

犬歯は、「糸切り歯」「八重歯」と呼ばれる長く鋭い歯で、攻撃性の象徴です。犬歯が抜ける夢を見たら、コミュニケーションの在り方を見直すことで、人間関係が好転するかもしれません。相手を攻撃して自らの主張を押し通すのではなく、さまざまな意見に耳を傾けることで、よりよい解決策が見つかることもあるでしょう。

犬歯が抜ける夢には、自信や意欲の喪失という意味も含まれます。気持ちが落ち込みやすくなるタイミングでもあるので、気の合う友人や家族との穏やかな時間を確保するのがおすすめです。

歯が抜ける本数別の意味

歯が抜けた場所によって意味が違うように、本数にも隠されたメッセージがあると考えられています。

夢占いでは、歯が抜ける本数が多いほど、変化の度合いも大きいことを暗示しています。吉夢と凶夢、どちらのケースもあるため、自分自身の置かれた状況と照らし合わせながら読み解いていきましょう。

凶夢であっても、夢からのメッセージを正確に把握できれば、トラブルが回避しやすくなります。反対に、吉夢だからといって安心しきってしまうのは危険です。夢はあくまでもサポート役であり、未来を変えていくのは自分自身であるという自覚を持ちましょう。

大量の歯が抜ける夢の意味

大量の歯が抜ける夢は、大きな変化の前兆です。ポジティブな夢であれば、「悪い縁が立ち切れる」「価値観が変わって生きやすくなる」などの前向きな変化が期待できます。

一方、ネガティブな夢の場合、つらい出来事が待ち受けている可能性があります。安定した生活を送っている人こそ、現状に甘んじることなく、気を引き締めて行動しましょう。大量の歯が抜けて動揺しているときに、夢のなかで手を差し伸べてくれる人がいれば、現実世界でもあなたを支えてくれる存在になりえます。

一本の歯が抜ける夢の意味

歯が抜ける夢は、家族、健康、人生における変化を暗示しますが、本数が少なければ大きな影響はないとされています。夢占いでは、一本の歯が抜ける夢は小さな失敗や不運があっても、気にする必要はないというメッセージだと考えられます。

仕事でミスをしたり、友人と険悪な雰囲気になったりしても、致命的な問題には発展しません。過去の出来事に悩むより、未来のために打開策を考え、行動にうつしていきましょう。

二本の歯が抜ける夢の意味

二本の歯が抜ける夢は、解釈に幅があります。永久歯は全部で32本あるので、二本は決して大きな数字ではありません。だからといって、夢からのメッセージを軽く扱ってしまうのは危険です。一本ではなく二本抜けたことで、変化の度合いは確実に高まっています。急な変化に慌てることのないよう、備えておきましょう。

また、二本の歯は、「自分」と「相手」だと捉えることもできます。気になる相手がいるのなら、距離を縮めるチャンスが近付いていることを暗示しているのかもしれません。

半分ほどの歯が抜ける夢の意味

半分ほどの歯が抜けた自分の姿を思い浮かべたとき、多くの人が「もやもやとした気持ち悪さ」を感じるのではないでしょうか。永久歯の半分である16本が抜けると、見た目にも違和感が生じます。

そのイメージのとおり、半分ほど歯が抜ける夢は凶夢のケースが大半です。疲れが溜まっている証拠でもあるので、休息をしっかりとって、心身を癒しましょう。

歯が一本だけ残る夢の意味

歯が一本だけ残る夢は、人間関係の大きな変化を予感させます。残った一本の歯から、特定の人物が連想されるなら、その相手がキーマンとなります。連想した人物が、気の合わない相手なら、一旦距離を置くことで最悪の事態を回避できるかもしれません。

好ましく思っている相手なら、親しくなるチャンスの可能性もあります。ただし、自分と相手の感情にズレがあると、親しくなるどころか悪い評判が広がってしまう恐れもあります。歯が一本だけ残る夢を見たら、状況を見極めながら、慎重に判断していきましょう。

歯が抜ける夢のシチュエーションごとの意味

どのようなシチュエーションで歯が抜けたかも、夢の意味を分析するための重要なポイントです。

歯が抜けるシチュエーションは、吉夢と凶夢の判断材料にもなります。基本的には、心地よい夢であれば吉夢、不快感が強ければ凶夢であると考えられます。

ここからは、代表的なシチュエーションごとに、それぞれの意味を紐解いていきます。歯が抜ける夢を見たことがある人は、似たシチュエーションがないかチェックしてみてくださいね。

虫歯や痛みが出る夢の意味

歯に痛みが出る夢は、家族関係や生活基盤が不安定になっていることの暗示です。虫歯が抜ける夢は吉夢だと考えられていますが、痛みが伴う場合は注意が必要です。

痛みを伴う虫歯は、嫉妬や悲しみ、後悔などのネガティブな感情を意味します。自分でも気が付かないうちに、心の奥深くが悲鳴を上げているため、悩みや問題を自覚するところからはじめてみましょう。

歯がボロボロになって抜ける夢の意味

歯がボロボロになっても、痛みがないようであれば縁起の良い夢である可能性が高いです。心配事が解消することを暗示しており、抜ける本数が多いほど、加速度的に問題が収束していきます。

ポジティブな展開が期待できますが、浮かれすぎるのは失敗のもとです。心配事やトラブルが収まってからも、謙虚な気持ちを忘れず、地に足を付けて暮らしていきましょう。

歯が自然に抜けた夢の意味

歯が自然に抜けた夢を見たときは、あなたの選んだ道が正しいことを示しています。現在何らかの問題に直面し、対応に苦慮している場合でも、あなたの選択が間違っていないことを伝えています。

夢からのメッセージを素直に受け取り、自信を持って目の前の問題解決に努めましょう。スムーズに解決するためには、誠実さを失わず、一貫した姿勢で対応を続けることがポイントです。

自分で歯を抜いた夢の意味

夢には、あなた自身の深層心理が現れます。自分で歯を抜いた夢を見たときは、心のどこかで「変わりたい」と願っているサインです。変わりたいのに、変われていない現状にストレスを感じている可能性もあります。

自分で歯を抜いたときに、すっきりとした気持ちになったなら、思い切って新しいことにチャレンジしてみるのもおすすめです。変わるための一歩を踏み出すことで、きっと、これまでとは違った世界が拓けるはずです。

歯が欠けた・折れた夢の意味

歯が欠けたり、折れたりする夢は、健康に関する警告夢と考えられています。体調を崩しやすくなるので、睡眠をしっかりとって、規則正しい生活を心がけましょう。

ほかにも、大切なものが壊れて、これまでの努力が無駄になるといった意味も含まれます。気持ちが落ち込みやすくなる時期ですが、ネガティブな感情を引きずってしまうと、さらに運気はダウンします。運動をする、旅行に出かける、おいしいものを食べるなど、あなたが楽しいと思えることに時間を使って、気分転換を図ってください。

抜けた歯を治す夢の意味

抜けた歯を治す夢は、現状が好転していくサインです。心配事やトラブルに直面している場合でも、事態の収束が近いことを暗示しています。

「人生がうまくいかない」と悩んでいる人は、現状を悲観しすぎている可能性もあります。漠然とした不安に捕らわれることなく、冷静に自分自身と向き合うことで、進むべき道が見えてくるはずです。

人に歯を抜かれた夢の意味

歯医者さんに歯を抜かれた夢であれば、災いが去ることを意味します。現実世界でも、医師のような安心して任せられる人に相談することで、困難な現状が打破できるかもしれません。

一方で、気の合わない人に歯を抜かれた夢を見た場合は、対立や衝突を予感させます。仕事の邪魔をされたり、嫌な言葉を投げかけられたりする恐れもあるため、できる限り距離を置くのがよいでしょう。

歯が抜けて血が出た夢の意味

歯が抜けて血が出た夢を見たときは、潜在意識で恐怖や不安を感じている可能性があります。歯が抜ける夢は人生の転換期を示していますが、その変化に気持ちが追いついていないと、心身に不調をきたします。

「引越しで大きく環境が変わった」「交際相手から結婚を急かされている」というときは、知らず知らずのうちにプレッシャーを感じているのかもしれません。夢のなかに血が出てくるのは決して好ましい状況ではないため、早急に対策を講じる必要があります。

他人の歯が抜ける夢の意味

自分自身だけでなく、親や恋人、友人の歯が抜ける夢を見るケースも少なくありません。夢占いでは、夢に出てきた本人に直接的な関係がある場合と、深層心理を反映する象徴として現れる場合があります。

たとえば、母親の夢は、「見返りを求めない愛情の象徴」と捉えることもできます。さらに遡ると、「夢に出てくる人は自分のことを想っている」と考えられた時代もあり、その思想は短歌や俳句などにも残っています。

ここでは、他人の歯が抜ける意味と夢を見たときにとるべき行動について解説します。

親の歯が抜ける夢の意味

親の歯が抜ける夢を見たときは、父母に転機が訪れることを暗示しています。離れた場所で暮らしている場合は、その状況に少し寂しさを感じているのかもしれません。「ちょっとした変化だけど気付いてほしい」というメッセージが込められている可能性もあるため、一度連絡をとって話を聞いてあげましょう。

また、夢占いにおいて、父親は威厳や圧力、母親は愛情や束縛の象徴とされています。上司からのプレッシャーや、恋人からの束縛に悩んでいる人は、解決が近いことを夢が伝えています。

恋人の歯が抜ける夢の意味

恋人の歯が抜ける夢は、二人の距離が縮まることを予感させます。歯が抜けたことで夢のなかの恋人が喜んでいるのであれば、縁起の良い吉夢です。このときの歯は、二人にとっての障害だと考えられます。

「相手の両親に気に入られるか心配」「遠距離になってしまい不安」などの障害も、きっと二人なら乗り越えられるというメッセージです。心配事や不安があっても、お互いを信じ、相手への理解を深めることでよりよい関係が築けます。

友人の歯が抜ける夢の意味

友人の歯が抜ける夢の意味は、シチュエーションによって変わります。懐かしい友人が夢のなかに現れたのなら、「久しぶりに会いたい」というサインかもしれません。過去にわだかまりがあった相手でも、未来に焦点を当てると、新しい関係性が見えてきます。

歯が抜けたときに友人の顔が曇っていた場合は、残念ながら、凶夢と捉えられます。夢に出てきた友人との間にトラブルが起こったり、やっかいなことに巻き込まれたりする可能性があるため、慎重な行動を心がけましょう。

知らない人の歯が抜ける夢の意味

知らない人の歯が抜ける夢を見たときは、心身の不調を疑いましょう。夢はあなた自身の深層心理を反映しています。夢を通して自分を客観視し、しっかりと休息をとることが大切です。

夢のなかの記憶は曖昧なことが多く、知らない人だと思っていたのが、実は自分自身だったというケースも考えられます。自由な夢の世界では、現実世界と同じ姿かたちではなく、「理想の自分」「幼いころの自分」など、さまざまな姿で現れることができます。知らない人であっても、どこか親しみを感じることがあれば、その相手はあなたと同じ魂を持った特別な存在なのかもしれません。