もくじ

1.SDGsバッジとは?

2.SDGsバッジの購入方法

3.SDGsバッジのつけ方は?向きはどうする?

4.SDGsバッジをつける意味とは?

5.SDGsバッジの色ごとの意味とは

6.SDGsバッジを取り入れよう

SDGsバッジとは?

SDGsバッジは17色が円形に配置されたデザインで、ドーナツのように中心部分がくり抜かれた形をしています。

SDGsのアイコンには目標ごとに異なる色が使われており、全17色を円形に配置したデザインを「SDGsカラーホイール」と呼んでいます。SDGsバッジはこの「SDGsカラーホイール」をバッジにしたものです。

SDGsは最近ニュースでもよく話題になっていますね。SDGsの目標や実際の取り組み事例などを、こちらの記事で詳しく解説しています。

SDGsの目標達成に向けてできることは?取り組み事例をご紹介

SDGsバッジの購入方法

SDGsバッジを購入したいと思い、筆者が「SDGsバッジ」で検索してみると、さまざまなネットショップやフリマアプリで販売されていることが分かりました。手軽に購入できるのはうれしい反面、なかには偽物が紛れている可能性もゼロではありません。

せっかくSDGsバッジをつけるのなら、正規品を購入したいと思う人も多いことでしょう。SDGsバッジは、国連で購入できるものが正規品です。ここからは、正規品のSDGsバッジを購入する方法を解説します。

 

国連で販売しているSDGsバッジ

SDGsを掲げている国連で販売しているSDGsバッジは、間違いなく正規品です。正規品のSDGsバッジを購入できる場所は、国連本部に設けられているギフトショップです。ただ国連本部はニューヨークにあるため、現地に知人がいて購入してもらえたり、旅行で訪れたりしなければ手に入れられません。

そこでチェックしたいのが、国連本部のオンラインショップや国連開発計画(UNDP)のオンラインショップです。どちらも英語表記となりますが、インターネットで日本にいながら正規品を購入できます。

 

国連本部のオンラインショップ

SDGsバッジの正規品をインターネットで購入できるのは、まず国連本部のオンラインショップです。日本にも国連広報センターや国連に関連する機関などはありますが、SDGsバッジの販売は行っていません。そのため、国連本部から正規のSDGsバッジを購入するには、オンラインショップを利用するとよいでしょう。

ただし、こちらで購入する場合は、10個単位からの購入のみ可能です。友人や同僚、家族などにもプレゼントしたい人は、まとめて購入できるので良いかもしれません。

また、こちらのオンラインショップでは、SDGsカラーホイールをモチーフとしたほかのグッズも多数販売されています。マグカップやキーホルダーなど日常的に使用できるグッズが多数あるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

国連本部の購入先はこちらです。

国連本部のオンラインショップ(英語表記)

 

国連開発計画(UNDP)のオンラインショップ

国連開発計画(UNDP)は、発展途上にある国々がそれぞれの開発目標を達成するための支援を行う国連の機関です。1966年に設立され、現在では世界170ヵ国以上で活動しています。

UNDPのオンラインショップでも、SDGsバッジが購入できます。こちらも英語表記ですが、2個セットから購入可能です。国連本部のオンラインショップで販売されているバッジは表面が丸みを帯びているのに対し、UNDPのオンラインショップで販売されているバッジは表面が平らです。

国連開発計画(UNDP)の購入先はこちらです。

国連開発計画(UNDP)のオンラインショップ

 

国連のガイドラインに沿って制作されたSDGsバッジ

正規品のSDGsバッジは国連が販売しているものですが、国連が設けているガイドラインを遵守すれば日本でもSDGsバッジ製作が可能です。そのため、日本国内でも複数の企業や団体がガイドラインに沿ってバッジを製作しており、それらの企業や団体が運営しているオンラインショップから購入できます。

民間企業が制作しているSDGsバッジは国連が販売しているバッジと異なり、いくつもの種類があります。SDGsカラーホイールをゴールドカラーやシルバーカラーで縁取っていたり、留め具部分がクリップ式だったり、さまざまです。

SDGsバッジを資金調達目的や営利目的で販売する場合は国連の認可を受けなければなりませんが、情報目的での販売であればライセンス契約などは必要ないとされています。

現在日本国内でSDGsバッジを販売しているほとんどの企業や団体は、情報目的として販売しています。主な販売店として、以下の3社が挙げられます。

 

有限会社ローカルプランニング

有限会社ローカルプランニングは、1999年に高知県で誕生した企業です。SDGsバッジの製造・販売は、国際協力機構(JICA)からの依頼により2017年から始まりました。そこから情報目的として企業や団体、個人に向けて、153万個以上のバッジを販売してきた実績があります。

こちらで販売されているSDGsバッジは、立体感のあるタイプや表面がコーティングされているタイプ、高級感のあるセミハードエナメルタイプの3種類です。さらにサイズも25mm、20mm、15mmの3種類、留め具の種類は4種類展開されており、バッジの仕様を変更することも可能です。

また有限会社ローカルプランニングでも、毎月UNHCR(国連難民高等弁務官)への寄付や、資源の無駄を省くとともに商品の原価が必要以上にかからないようダンボールを再利用するなどSDGsに関する取り組みをしています。

有限会社ローカルプランニング 公式サイト

 

みやこ杣木

みやこ杣木のSDGsバッジは、NPO法人みのりの森劇場が製造・販売しているバッジです。みやこ杣木とは、京都市域産材供給協会による認定・登録を受けた事業者が、一定の表示基準に従って加工した丸太や製材品のことです。出荷証明書が添付されている、特別な材料といえます。

こちらのバッジは「製造プロセスそのものがSDGs」をコンセプトに掲げて開発され、情報提供目的で販売されています。普及啓発活動を行いたい人の希望があった場合に受注生産しているのが特徴です。障がい者就労支援施設の利用者が製造プロセスに関わっており、丁寧に手作りされています。バッジの種類は3種類で、本物の木材を採用しているため、ひとつひとつ木目の濃淡などが異なる点も魅力です。

みやこ杣木 公式サイト

 

阿蘇小国杉のくらしネットショップ

阿蘇小国杉のくらしネットショップは、熊本県の小国町森林組合が起ち上げたサステナブルプロダクトブランドを取り扱っている販売店です。小国町は2018年、SDGs未来都市に選定されました。ネットショップでバッジを販売している小国町森林組合でも、SDGsに関するさまざまな取り組みを行っています。

こちらのショップで販売されているのは森のアロマオイルや木工品などで、SDGsバッジも木製です。販売しているSDGsバッジの種類は全部で4種類。SDGsカラーホイールをモチーフとしたデザインと、熊本県熊本市オリジナルのSDGsロゴマークをモチーフとしたデザインがあります。熊本市オリジナルのロゴマークは、熊本城の石垣をイメージしてデザインされた個性的なロゴマークです。情報目的での販売のため、利益を乗せずに製造から配送までの実費のみを請求するとしています。

阿蘇小国杉のくらしネットショップ 公式サイト

 

正規品SDGsバッジは誰でも勝手につけられると偽物の見分け方

先述したとおり、正規品のSDGsバッジは国連が販売しているものです。それ以外で資金調達や商業目的などで販売する場合は、国連のガイドラインを遵守したうえで事前認可を受けた商品のみが正規品といえます。情報目的の場合は国連の承認は必要ありませんが、国連のガイドラインを遵守する必要があります。

2023年11月時点で、日本国内で国連とライセンス契約を結び営利目的でSDGsバッジを販売している企業は見当たりません。どこのショップでも情報提供目的として販売しているのが現状です。購入を検討する際は、バッジを販売している販売店が本当に情報提供目的で取り扱っているのかをしっかり調べてみることをおすすめします。

一方で、はっきり偽物といえるものがあります。それは国連のガイドラインを守っていない商品です。ガイドラインを守っているかどうかは、目視で確認するしかありません。なお、ガイドラインでは以下のデザインを禁止しています。

【国連が設けるカラーホイールに関する禁止事項】

 ・拡張したり、押しつぶしたり、歪めたりしない

 ・要素の位置を変えない

 ・カラーホイールを色付けボックスに置かない

 ・影付けをしない

 ・色彩を変えない

 ・トリミングしない

 ・突き出したり、斜角を付けたりしない

 ・SDGsカラーホイールの中心に色を用いない

 ・アイコンをカラーホイールの上に置かない

 ・アイコンをカラーホイール内に置かない

 ・SDGsロゴをカラーホイール内に置かない

 ・カラーホイールの要素の位置や大きさを変えない

 ・当該主体(社名など)のロゴをカラーホイール内に置かない

禁止されているデザインのSDGsバッジは明らかに偽物と言えるので、正規品を購入したい人は注意しましょう。

出典:国連グローバル・コミュニケーション局|「持続可能な開発目標・SDGsカラーホイールに関する禁止事項」

https://www.unic.or.jp/files/SDG_Guidelines_AUG_2019_Final_ja.pdf(2023年11月1日)

 

SDGsバッジは誰でも勝手につけられる

テレビや雑誌、新聞の記事などでは、政治家や芸能人など有名な人がSDGsバッジをつけている光景を目にします。日本だけでなく、世界でもつけているのは有名人が多いため、許可を得なければつけられないと考えている人もいるかもしれません。

しかし、実際は特別な許可は必要なく、誰でも購入して勝手につけることができます。SDGsに関心がある、SDGsについてより多くの人に広めたいという場合は、積極的につけてみましょう。

SDGsバッジのつけ方は?向きはどうする?

SDGsバッジは丸い形をしているため、つける向きに迷う人もいるのではないでしょうか。バッジの色はSDGsが掲げる17の目標を表現しており、目標1から目標17まで順番に配置されています。そのため、目標1に対応するレッド(赤)と、目標17に対応するネイビーブルー(紺色)が隣り合っている部分を上にしてつけると良いでしょう。

バッジをスーツにつける場合は、ジャケットの左側襟部分に設けられているフラワーホールにつけます。女性でジャケットにフラワーホールがない場合は、穴を空けずに留められるピンバッジタイプ以外のバッジを選ぶのがおすすめです。クリップタイプやマグネットタイプのものを探してみましょう。

SDGsバッジをつける位置に決まりはありませんが、社章と一緒につける場合は社章と並べてつけたり、社章の上下につけたりするのが一般的です。

SDGsバッジをつけると、SDGsに関心があることをアピールできたり、自分自身の意識が高まったりします。ここからは、バッジをつける意味を確認してみましょう。

 

SDGsへの関心をアピールできる

SDGsバッジをつけていると、SDGsに関心があることをアピールできます。個人や企業でSDGsに取り組んでいても、自ら発信しなければ外部には伝わりません。

しかし、SDGsバッジをつけていれば、自ら発信しなくてもSDGsに関心があることのアピールが可能です。「SDGsバッジをつけている=社会問題に関心がある人、SDGsに取り組んでいる人」というイメージから印象が良くなり、社会的な信頼にもつながります。

また、これまでSDGsをよく知らなかった人や関心を持ってこなかった人が、バッジを見ることで関心を持ち、意識をすることもあるでしょう。

 

身につけることでSDGsへの意識が高まる

バッジを身につけることで、SDGsに対する自分自身の意識も高まります。SDGsに関心があり、積極的に取り組む気持ちはあっても、見聞きすることがなけば関心も低くなってしまいがちです。テレビやインターネットなどでSDGsに関する話題を目にしたときだけ意識するようなケースも珍しくありません。

一方でSDGsバッジを身につけるようになると、毎朝バッジをつけたり、鏡を見たりするときなど日常のふとした瞬間にバッジが目に入ります。すると、バッジが目に入るたびにSDGsを意識でき、日常的に関心を持ち続けることができるようになります。

 

つけている人同士で連帯感

周囲で自分以外にSDGsバッジをつけている人がいると、同じことに興味があることと、同じ目標を達成しようとしていることから連帯感が生まれます。

また、ビジネスでもプライベートでも、SDGsバッジをつけている人同士が出会うと、共通の話題ができます。特に初対面の人と会う際は会話の内容を慎重に選ばなければならないことや、人によっては打ち解けるまでに時間がかかることもあるでしょう。しかし同じバッジをつけていることでSDGsに関する話題で盛りあがったり、親近感がわいたりします。

SDGsに取り組んでいるのは日本だけではないため、海外の人でもバッジをつけている人と出会うと連帯感が生まれやすくなります。

SDGsバッジを身につけるのであれば、配置されている色の意味も把握しておきたいものです。先述したとおり、バッジに使われている17色はSDGsの目標ひとつひとつを指しています。ここからは、色ごとに設定されている目標を解説します。

 

【レッド】1.貧困をなくそう

1色目のレッドは「貧困をなくそう」を意味します。世界には毎日わずかなお金で生活しなければならない、極度の貧困状態のなか生活している人が数多くいます。

貧困に陥る原因は失業や紛争、自然災害など多岐にわたり、どういった部分で貧困なのかもさまざまです。SDGsでは、2030年までに極度の貧困状態で暮らす人をなくし、国ごとの基準で貧困とされる人の割合を半減させることを目標としています。

とはいえ、一時的な支援では貧困をなくすことはできません。自分たちの力で生活していける力をつけてもらうことも必要です。そこで、そのような状況をサポートするための活動にあてられる資金も集められています。

 

【マスタード】2.飢餓をゼロに

2色目のマスタードは「飢餓をゼロに」という意味です。飢餓をなくすとともに、2030年までに世界中の人々が安全な食料を十分手に入れて、栄養状態を良好にすることを目標としています。栄養不良が原因で発育が阻害される5歳未満の子どもや妊婦、赤ちゃんを育てている母親、高齢者の栄養不良をなくす取り組みも行っています。

また、世界中の人が十分な食料を手に入れるためには、生産者を守ったり持続可能な食料生産を実現したりすることも大切なポイントです。食料の生産性をアップさせ、生産者の収入を倍にすることや、気候や災害の影響を受けても速やかに回復できる農業を目指しています。

 

【ケリーグリーン(明るい黄緑)】3.すべての人に健康と福祉を

3色目のケリーグリーン(明るい黄緑)は「すべての人に健康と福祉を」を意味します。ほとんどの地域で医療環境が整っている日本では、出産で命を落とす母親や生まれてすぐ命を落とす赤ちゃんは多くありません。しかし世界では出産時に母親や赤ちゃんが命を落としたり、あらゆる病気の予防や治療がままならない地域もあります。

SDGsでは世界中すべての人が健康に生きられるよう、薬やワクチンがより多くの人に届くような仕組みを整えるなど、健康に関するさまざまな環境を整えて目標を実現しようとしています。

 

【ダークレッド】4.質の高い教育をみんなに

4色目のダークレッドは「質の高い教育をみんなに」という意味です。この目標では、2030年までにすべての子どもが小学校に入学する準備をして、学校では無料で質の高い教育を受け、無理なく高等教育を受けられるようにすることを掲げています。

また、教育に関する男女差別をなくし、どのような状況・環境の人でも平等に教育を受けられるようにすることも目標です。世界には学校に通えない子どもが一定数おり、読み書きや計算ができない大人もいます。そこですべての人が学習できる環境を整えたり、奨学金の数を増やしたり、先生の数を増やしたりしようとしています。

 

【レッドオレンジ】5.ジェンダー平等を実現しよう

5色目のレッドオレンジの意味は「ジェンダー平等を実現しよう」です。世界では教育や生活のさまざまな場面において、女の子や女性の立場が弱いケースが少なくありません。男女平等という言葉はよく耳にしますが、まだまだ課題が多くあります。

問題とは、女の子や女性の売り買い、早すぎるまたは強制的な結婚、家事育児の分担、社会での女性の役割などです。SDGsではすべての女の子や女性に対する差別をなくし、女の子や女性の健康と権利を守ることを目標としています。そのためにそれぞれの国で男女が同じ権利を持つ、男女平等のための法律を作るなど対策しています。

 

【ブライトブルー(明るい水色)】6.安全な水とトイレを世界中に

6色目のブライトブルーには「安全な水とトイレを世界中に」という意味があります。世界には水道設備やトイレがない環境で暮らす人が一定数いることから、2030年までにすべての人が安価で安全な水を手に入れたり、トイレを利用できたりするよう目指しています。

安全な水が提供されるよう、水をきれいに保つための取り組みや水の再利用、水不足に悩む人を減らすための取り組みを行っていくことが目標です。

 

【イエロー】7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに

7色目のイエローの意味は「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。この目標では、2030年までにすべての人が安定的かつ安価なエネルギーを使えることや、再生可能エネルギーの割合を増やすことなどを目標としています。

再生可能エネルギーとは自然の力を利用した太陽光や風力などを利用したエネルギーのことです。目標を実現するために、国際的に協力しながら研究や投資を進めていきます。さらに、エネルギーの普及が十分ではない発展途上国でも持続可能なエネルギーを使えるための対策を実施します。

 

【バーガンディーレッド(暗い赤紫)】8.働きがいも経済成長も

8色目のバーガンディーレッドは「働きがいも経済成長も」という意味です。この目標では、各国の状況に応じて経済が潤うことや企業の成長、すべての人が人間らしい仕事ができることなどを目指します。子どもに労働させない、就学・就労・職業訓練のいずれもしていない若者の数を減らすことなども目標のひとつです。

また、資源を効率よく利用できるようにしつつ、経済成長が原因の環境悪化を防ぐことも含まれます。

 

【オレンジ】9.産業と技術革新の基盤を作ろう

9色目のオレンジの意味は「産業と技術革新の基盤を作ろう」です。産業と技術革新の基盤を作ることで、経済の発展や福祉の充実を目指します。持続可能なインフラを整えて災害などの影響を受けにくくしたり、持続可能な産業化を促進したりすることが目標です。

2030年までに新たな技術の開発や研究・開発関係の従事者数増加、研究・開発のために必要な支出の増加を進めます。発展途上の国での強いインフラの開発、イノベーションの支援なども行っていきます。

 

【マゼンダ(明るい赤紫)】10.人や国の不平等をなくそう

10色目のマゼンダは「人や国の不平等をなくそう」という目標を意味します。国と国との貧富の差が注目されがちですが、格差は同じ国のなかでもあります。ひとつの国として見たときには豊かな国だと認識されていても、実は都市部と農村部の貧困率に大きな差があるケースも少なくありません。

そこで2030年までに所得の低い人の所得を上げることや、その人がどのような状況であっても社会的・経済的・政治的に取り残されないこと、より平等にしていくことなどを目指します。この目標には、出稼ぎなどで移住している労働者の送金コストを引き下げることも含まれています。

 

【ゴールデンイエロー】11.住み続けられるまちづくりを

11色目のゴールデンイエローの意味は「住み続けられるまちづくりを」です。その国が抱える問題や自然災害の影響により、安心して暮らせる状況にない人たちがたくさんいます。また、大きな危険を感じながら暮らす必要のない場所でも、交通手段や安全な公共の場所が限られていることがあります。

SDGsではどのような都市でも経済面・社会面・環境面でうまくつながることや、持続可能かつ災害の影響を受けにくい強い建物の建築を支援することが目標で、すべての人が安全に暮らし続けられるまちをつくります。

 

【ダークマスタード】12.つくる責任 つかう責任

12色目のダークマスタードは「つくる責任 つかう責任」を意味します。ここではものをつくる生産者側も、それを購入する消費者側も、資源の無駄遣いやゴミの量について意識することを目標としています。

その目標の中には近年話題に上ることが増えた食品ロスの削減も含まれます。日本ではSDGs目標が発表された2015年の食品ロス発生量が646万トンだったのに対し、2021年の食品ロス発生量は523万トンに減少しています。ただし、SDGsとして2030年までに食料の廃棄を半分に減らすことを目標としており、これからさらに意識を高める必要がありそうです。

出典:環境省「我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和3年度)の公表について」

https://www.env.go.jp/press/press_01689.html(2023年11月2日)

 

【ダークグリーン】13.気候変動に具体的な対策を

13色目のダークグリーンの意味は「気候変動に具体的な対策を」です。すべての国が自然災害に対応する力や、気候変動に対して政策や計画を立て、管理する力を高めたりしようとしています。

気候が原因とされる災害は世界中で年々増え続けており、それらの災害は生活に影響を与えるだけでなく、人々の命を奪うこともあります。気候変動の影響を抑えるためにできることを進めていこう、というのがこの目標の主旨です。


【ブルー】14.海の豊かさを守ろう

14色目のブルーは「海の豊かさを守ろう」という意味があります。近年、海洋汚染により海の生態系や海洋資源に影響が出ています。そこで海洋汚染を防止するとともに汚染を減らし、海やその周辺の生態系を回復させることが目標です。

また、海洋の酸性化を食い止めることや、発展途上の島国や開発が遅れている国が、海洋資源により利益を得られるようにすることも含まれています。そのために海や海洋資源を保護したり、海洋資源の利用を持続可能な形にしようとしています。

 

【ライムグリーン】15.陸の豊かさも守ろう

15色目のライムグリーンは「陸の豊かさも守ろう」です。生態系に問題が発生しているのは海だけではありません。陸の生態系も崩れてきており、現在も世界では絶滅する可能性のある動物が数多くいます。その原因となっているのが、森林の減少、動植物の密猟や違法な取引、外来種による生物への影響などです。

この目標では適切な森林の管理や、陸で生きる多種多様な動植物を守る活動を進めることを目的としています。主に発展途上国において動植物の密猟や違法な取引をしなくても収入が得られるよう、支援を強化することも含まれています。

 

【ロイヤルブルー】16.平和と公正をすべての人に

16色目のロイヤルブルーの意味は「平和と公平をすべての人に」です。世界中のいたるところで紛争や虐待、人身売買などの暴力が行われており、平和で平等な環境とはほど遠い生活をしている人々がいます。差別や偏見などに由来する理不尽な暴力により命を落とす人もまだまだ多くいるのが現状です。

この項目ではどのような形の暴力・拷問も撲滅し、すべての人が平和な環境で生活できる世界にすることが目標です。テロや犯罪をなくすために国際的な協力をする、法律や政策は差別のない内容にすることなども盛り込まれています。

 

【ネイビーブルー】17.パートナーシップで目的を達成しよう

17色目のネイビーブルーは「パートナーシップで目的を達成しよう」という意味があります。SDGsを達成して世界中のすべての人が平和に暮らすためには、困っている人や発展途上国へのサポートが欠かせません。そのために重要なポイントとなるのが、パートナーシップです。

この目標では、国際的な支援をして発展途上国や開発が遅れている国をサポートすることや、すべての国が持続可能な開発を行えるよう世界的な協力をしようとしています。国際的な支援だけでなく、公的・官民・市民社会のパートナーシップを推奨していくことも含まれます。

SDGsバッジを取り入れよう

虹色を思わせる17色のカラフルなデザインがかわいらしいSDGsバッジ。ビジネスシーンでつけているとおしゃれな印象になるだけでなく、印象が良くなったり、話題にできたりとメリットがあります。

最初は「何となくかわいいな」「SDGsに関心があることをアピールして話題にしたいな」など、ミーハー心でつけるのも悪いことではないと筆者は個人的に思います。毎日つけていることによって、自然とSDGsへの関心が高まってくるはずだからです。だれでも気軽に手に入れられるので、取り扱いやすいサイズや留め具のものを探してみてはいかがでしょうか。

SDGsに関心がある人におすすめなのが、素材をまるごと味わうZENBです。ZENBでは可能な限り植物をまるごと使ったさまざまな商品を展開しています。実はもちろん、皮や種まで可能な限り使うため廃棄される部分が少なく、地球環境にも優しくSDGsにも貢献できます。ヌードルやミール、スナックなど種類も豊富です。

おいしく食べてSDGsにも貢献できるZENBをぜひチェックしてみてください。

ZENBについてはこちら

 

参考サイト

https://zenb.jp/

https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/

https://sdgs-support.or.jp/journal/goal01/#:~:text=%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,SDGs%E3%81%8C%E5%AE%9A%E7%BE%A9%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F,-%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%8A%80%E8%A1%8C*%E3%81%A7

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https://www.asahi.com/sdgs/article/14676144#h17sl5v2fhgo1opqgix16uxkat1n3563s

https://sdgs-connect.com/archives/48549

https://www.pins.co.jp/sdgs-pins/sdgs-column01/

https://sdgsitems.com/mokuhyo/badge/#:~:text=%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82-,SDGs%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E4%BA%BA,%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%92%E4%BB%98%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

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https://ogunisugi.theshop.jp/categories/4946975

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https://minorinomori.base.ec/

https://minorinomori.base.ec/about

https://minorinomori.base.ec/law

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