もくじ

1. 人気のウェディングドレス6種類

2. ウェディングドレスはレンタル?購入?

3. ウェディングドレス準備のスケジュール

4. ウェディングドレスの試着に行く前にすること

5. 自分に合ったウェディングドレスを選ぼう!

人気のウェディングドレス6種類

 

多くの女性が憧れるウェディングドレス。結婚式という晴れの舞台で、お気に入りのドレスを自分らしく美しく着こなしたいですよね。一方で、「スタイルが悪くみえてしまった」「会場の雰囲気とマッチしていなかった」という失敗談も聞かれます。

ウェディングドレス選びで後悔しないためには、ドレスの種類と似合うスタイルを知ることが大切です。まずは、ウェディングドレスで人気の高いシルエットを紹介します。デコルテラインや袖のデザインにもこだわることで、一生の思い出になるウェディングドレスに出会えるはずです。

Aライン

 

立ち姿がアルファベットのAに似ていることから名付けられた「Aライン」は、ウェディングドレスの王道です。すっきりと洗練された上半身に、ウエストから裾にかけて華やかに広がっていくシルエットが特徴で、小柄な人や恰幅の良い人でもナチュラルに着こなせます。

細くデザインされたウエストと、上品に広がるスカートのボリュームがコントラストとなり、スタイルアップ効果も期待できます。Aラインのスカートのボリュームは、パニエで調整が可能です。スカートにボリュームを出すことで、「細見えシルエットが強調できる」「主役らしい華やかさがプラスされる」といったメリットがあります。また、チャペルで挙式を行う場合は、後ろ姿を意識することも大切です。背中側の裾が長い「ロングトレーン」のウェディングドレスを選ぶことで、後ろから見たときも美しいシルエットをキープできます。

プリンセスライン

 

おとぎ話のお姫様のような可愛らしいウェディングドレスを探している人は、プリンセスラインをチェックしてみましょう。プリンセスラインは、ウエストから裾にかけてフレアで広がったボリュームのあるシルエットが特徴で、華やかで可憐なデザインとなっています。ガーデンウェディングの雰囲気にもマッチするシルエットですが、裾の汚れが気になる場合は、スカートをミモレ丈やミニ丈にするのもおすすめです。

プリンセスラインは、お尻の大きさにコンプレックスを抱えている人に人気のシルエットです。Aラインと比べると、腰まわりの装飾にボリュームがあるので、下半身を自然にカバーできます。「プリンセスラインが着たいけれど、幼い印象にならないか心配…」といった場合は、高級感のある素材を採用することで、エレガントな魅力溢れるドレス姿に仕上がります。

スレンダーライン

 

シンプルでスタイリッシュなスレンダーラインは、幅広い年代から支持されているシルエットです。Aラインやプリンセスラインのようにスカート部分を膨らませないので、自然体な美しさが際立ちます。また、首まわりや袖のデザインによっても、印象を大きく変えることができます。たとえば、レースの袖やハイネックのデザインを取り入れることで、クラシカルな雰囲気に仕上がります。首まわりや袖の装飾は、肩幅のコンプレックスをカバーする役割も果たします。

スレンダーラインは、長身で細身の人が着こなしやすいシルエットとなっており、レストランウェディングなどのカジュアルな場でも使いやすいドレスです。シンプルで軽量タイプが多いため、海外のリゾートウェディングにも向いています。

マーメイドライン

 

膝あたりまで身体の曲線にフィットするスレンダーなデザインで、裾が人魚の尾ひれのように広がったシルエットです。背が高い人やスタイルに自信がある人に似合うウェディングドレスですが、小物を活用することで体型に関わらず着こなせます。背が低ければヒールの高いウェディングシューズを合わせたり、ヒップラインを隠したければ腰まわりをリボンやフリルでカバーしたりするだけでも、簡単にスタイルアップが実現できます。

エレガントな印象のマーメイドラインは、バックスタイルの美しさも魅力です。クラシカルなチャペル挙式からアットホームな披露宴までどんな雰囲気にも合わせやすく、スリムなシルエットなので狭い通路でもスムーズに移動できます。

エンパイアライン

 

エンパイアラインは、古代ギリシャの衣装をベースに作られたウェディングドレスです。フランス皇帝・ナポレオンの后であるジョセフィーヌが好んで着ていたことから、エンパイア(帝国・帝政)と名付けられました。胸下の高めの位置にウエストがデザインされていて、広がりの少ない直線的なスカートが特徴です。お腹まわりの締め付けがないため、マタニティドレスとしても人気があります。

上品な美しさのあるエンパイアラインは、ふんわりとしたヘアアレンジが似合います。かっちりとまとめるのではなく、ギリシャの女神像のようなウェーブがかかった自然体のアレンジを意識しましょう。

ベルライン

 

スカートが釣鐘のようになったウェディングドレスを「ベルライン」と呼びます。ウエスト部分に切り返しがあり、高いスタイルアップ効果が期待できるシルエットです。プリンセスラインと似ていますが、ベルラインの方が腰まわりの膨らみが大きく、裾にかけての広がりは小さくなっています。中世ヨーロッパの舞踏会で流行した衣装をベースとするゴージャスなデザインが魅力です。

どんな体型の人にもマッチしますが、背の低い人は高めのヒールを合わせるのがおすすめです。背の高い人はウエストの位置を少し低くすることで、全体のバランスが整います。ベルラインはドレス自体に存在感があるので、ベールやブーケなどの小物はシンプルなものを選ぶと、洗練された印象に仕上がります。

ウェディングドレスはレンタル?購入?

 

ウェディングドレスの手配方法は、「レンタル」と「購入」の2つが主流です。自分で手作りしたり、親戚や知人から譲ってもらったりするケースもありますが、ほとんどの女性はレンタルか購入かで悩むことになります。

ここからは、それぞれの費用相場とメリット・デメリットを解説します。「できるだけコストを抑えたい」「一生の思い出として残したい」など、ウェディングドレス選びで重視するポイントはさまざまです。「何を基準にウェディングドレスを選ぶのか」をはっきりさせ、自分にとって最適な手配方法を見つけましょう。

 

それぞれの費用相場

レンタルと購入の費用相場は次のとおりです。

レンタル           平均21.7万円                                        
購入平均23.6万円

意外かもしれませんが、レンタルと購入で大きな価格差はありません。ただし、あくまで平均値となるため、人気のブランドで素材にこだわってオーダーメイドすると、100万円を超えるケースもあります。一方、中古のウェディングドレスであれば、フリマサイトで5万円以下で購入することも可能です。

レンタルもしくは購入が主な選択肢となりますが、実際は約9割 の人がレンタルでウェディングドレスを手配しています。これは、結婚式のプランにレンタルドレス料金が含まれていることが多く、購入したものを持ち込むためには追加費用がかかるためです。

 

レンタルのメリット・デメリット

ウェディングドレスをレンタルするメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット       デメリット                       
・費用が抑えられる
・クリーニングの手間が省ける
・ドレス管理を式場やショップに任せられるので負担が軽減できる
・自分の手元に残らない
・ドレスの選択肢が限られる
・汚れた場合に追加費用が発生する可能性がある

高すぎて購入できないドレスでも、レンタルなら予算内で手配できる場合があります。管理を自分で行う必要がなく、当日は結婚式会場にドレス一式が準備されているところも、レンタルのメリットです。

一方、人気のデザインは、すぐに予約が埋まってしまうため、希望のドレスが借りられないケースも少なくありません。選択肢を増やすためにも、できるだけ早くから動き出すことが大切です。また、基本的に使用後のクリーニング代は請求されませんが、使い方次第では追加費用が発生する可能性もあります。

 

購入(セル)のメリット・デメリット

ウェディングを購入(セル)するメリット・デメリットは次のとおりです。

メリット                        デメリット                     
・使用後も手元に残る
・自分らしいドレスを手配できる
・前撮りや海外フォトウェディングなど、さまざまなシーンで使える
・費用が高くなりやすい
・管理の負担が大きい
・オーダーメイドの場合は完成まで時間がかかる

レンタルと比べると費用が高くなる傾向ですが、ウェディングドレスを何回も着る予定がある人は、購入した方が出費を抑えられるケースもあります。結婚式が終わってからも、思い出として手元に残しておけるところも購入のメリットです。

一方、ボリュームのあるウェディングドレスは保管場所の確保が大変で、管理の負担も大きくなります。また、ほとんどの挙式・披露宴会場が5~10万円程度の持ち込み料を設定しているため、リーズナブルに購入できたとしてもトータルコストが高くなる可能性があります。

ウェディングドレス準備のスケジュール

 

ウェディングドレス選びで後悔しないためには、どのようなスケジュールで進めていくのかを知ることが大切です。一般的には、レンタル・購入共に半年前から準備をはじめるのがおすすめです。

ただし、人気のブランドはすぐに予約が埋まってしまうため、1年以上前から動き出さないと希望のドレスが手配できない可能性もあります。レンタル・購入それぞれのスケジュールを詳しく見ていきましょう。

 

レンタルの場合

ウェディングドレスをレンタルする場合は、主に次の2つの方法があります。

 ・会場内のショップおよび会場提携のショップ

 ・提携外のショップ

会場内のショップおよび会場提携のショップは、成約特典や割引サービスが用意されていることも多く、約9割 の花嫁が利用しています。式場の契約後にショップを案内されるので、遅くとも結婚式の3か月前までにはドレスを決定しましょう。

試着のためにショップに足を運ぶ回数は、2~3回が平均です。試着できるドレスの着数はショップによって異なりますが、3着前後が目安となるため、事前に気になるシルエットやデザインを決めておくとスムーズです。ドレス選びが終わったあとは、ティアラ・ベール・グローブなどの小物を1か月前までに決めておきます。

 

購入(セル)の場合

ウェディングドレスを購入する場合は、主に次の2つの方法があります。

 ・既製品を購入

 ・オーダーメイドを注文

オーダーメイドはさらに、「サイズオーダー」「セミオーダー」「フルオーダー」などに分類されます。もっとも時間がかかるのが、シルエットから装飾まですべて自分好みにデザインできるフルオーダーです。

フルオーダーでは、結婚式の半年前までには依頼するショップを決めて、ドレスのアレンジや生地、素材についてデザイナーと打ち合わせを行います。デザインが固まったら、全身を採寸して3か月前には仮縫いドレスを試着します。試着で違和感のあるところは修正が必要となるため、数回の仮縫いと試着を繰り返し、ドレスを細部まで作りこんでいきます。完成は結婚式の1か月前が目安です。

ウェディングドレスの試着に行く前にすること

 

ショップが決まったら、いよいよ本格的なウェディングドレス選びのスタートです。ショップでの試着は楽しみな反面、わからないことばかりで不安に感じることもあるでしょう。

運命のドレスと出会うためには、試着前の念入りな準備が欠かせません。ここからは、予約時の注意点や当日の服装、あると便利な持ち物を解説します。

 

予約時に時間や好みのドレス、同行人数を伝える

予約をするときは、以下の内容を伝えておくとスムーズに試着ができます。

 ・所要時間

 ・終了希望時間

 ・好みのシルエットやデザイン

 ・ドレスのサイズ感

 ・同行人数

ドレスは1着試着するだけでも意外と時間がかかります。じっくりと選びたいのであれば、時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。また、好みのシルエットやデザイン、サイズ感を事前に伝えておくことで、理想に近いドレスを準備してもらえます。

3人以上で来店する場合は、同行人数も知らせておきましょう。平日の夜や休日は混雑が予想されるため、あらかじめ人数を伝えることで、ショップ側も調整がしやすくなります。

 

当日の服装

当日は、「着脱しやすい服装」が基本です。ブライダルインナーを着用するため、ワンピースではなく、トップスとスカートのように上下が分かれている服装がおすすめです。すでにブライダルインナーを購入している人は、ドレスショップまで着用して行くことで、実際の使用感を確認できます。

ウェディングドレスは、ヘアアレンジによっても印象が大きく変わります。試着時にセットした髪が崩れないよう、前開きのカーディガンやネックの開いたシャツを着ていきましょう。メイクも普段より少し濃い目を意識すると、結婚式当日のイメージが掴みやすくなります。

 

当日の持ち物

ウェディングドレスの試着では、以下の持ち物があると便利です。

 ・撮影できるもの(カメラ、スマートフォン、タブレットなど)

 ・ドレスのイメージを伝える写真や資料

 ・会場の雰囲気がわかる写真や資料

 ・購入済みのアクセサリー

 ・ストッキング

ショップにも大きな全身鏡がありますが、カメラやスマートフォンで撮影しておくと、自宅に帰ってからもじっくり検討できます。ドレス姿は、フロント・バック・サイドなど、さまざまな角度から撮影するのがおすすめです。

また、希望のドレスや会場の雰囲気がわかる写真や資料を持参することで、ショップ担当者とのコミュニケーションが円滑に行えます。試着ではウェディングシューズとのバランスもチェックするため、ストッキングを準備しておきましょう。

自分に合ったウェディングドレスを選ぼう!

 

一生の思い出となるウェディングドレスに出会うためには、自分の体型に似合うシルエットを知り、早くから動き出すことが大切です。デザインはもちろん、当日の動きやすさやヘアアレンジにもこだわって、憧れのウェディングドレスを美しく着こなしてくださいね。

5PM Journalでは、あらたな気付きのきっかけとなる記事をお届けしています。健康や美容に役立つ情報から、トレンドやエンタメに関する読みものまで幅広く発信していますので、ぜひご覧ください。

参考URL

【Ponte Vecchio】ウェディングドレスの種類と選び方。マーメイド?Aライン?教えて!私に似合う一着

【結婚スタイルマガジン】レンタル?購入?どこで手配した?ウェディングドレス事情を先輩花嫁に調査!

【結婚式準備】ベルラインとは?ウェディングドレスのシルエット講座

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    2023.10.08