もくじ

1. 韓国料理「サムギョプサル」とは

2. サムギョプサルを食べられる場所

3. サムギョプサルのレシピ・食べ方

4. サムギョプサルにおすすめの付け合わせ

5. 家でもサムギョプサルを楽しもう

韓国料理「サムギョプサル」とは

サムギョプサル

サムギョプサルとは、韓国の家庭料理で、厚く切った肉を味付けせずに焼いて食べるものです。ハングルで、サムは数字の三、ギョプは層、サルは肉を意味しているように、メインには「豚の三枚肉(豚バラ肉)」を使います。

一般的な焼肉では、牛・豚・鶏など、さまざまな種類の肉を焼いていきますが、サムギョプサルでは豚の三枚肉のみが基本です。三枚肉には味が付いていないので、タレやキムチなどで好みのテイストに仕上げていきます。さっぱり食べたいときはサンチュに巻いて、がっつり食べたいときは白ごはんの上にのせるなど、気分に合わせて自由にアレンジできるところもサムギョプサルの魅力です。

 

サムギョプサルのカロリー

1人前のサムギョプサルには豚の三枚肉が150gほどと、付け合わせのタレや野菜などが含まれます。すべてを合わせたカロリーは、650~750kcal程度です。

豚バラ肉は脂質も高く、低カロリーな料理とは言えません。しかし豚肉は低糖質でたんぱく質も多く含み、付け合わせのタレも糖質を含まないごま油や塩がメインです。カロリーを制限するダイエット中の方の食事には向きませんが、糖質制限をしている方にはぴったりの料理だと言えます。

がっつりとお肉が食べたいときはもちろん、心身ともにお疲れモードで元気を出したいとき、ダイエット中のチートデイや、日々のご褒美におすすめです。ぜひ、家族や友人と楽しんで食べてみてください。

サムギョプサルを食べられる場所

野菜でサムギョプサルをつつむ

サムギョプサルは、韓国料理の専門店や居酒屋、自宅で食べられます。それぞれの場所の特徴や、どのような楽しみ方ができるのかを詳しく紹介します。

とくに、韓国料理屋に行くことへのハードルが高い方、お店以外でも食べてみたいと思っている方には必見の内容です。サムギョプサルを食べたいときは、参考にしてみてください。

 

韓国料理の専門店

多くの韓国料理専門店で、サムギョプサルが食べられます。注文は二人前からになることがほとんどで、単品はもちろん、ほかの部位の肉やご飯もの、スープがついたコースを提供しているお店もあります。

韓国料理の専門店では、サムギョプサルを熟知している韓国人の店員が、食べ頃になるまで肉を焼き、食べやすい大きさに切り分けてくれます。お店や店員によっては、最初の一口分を作って手渡してくれることもあります。初めてのサムギョプサルでも安心して楽しめるでしょう。

本格的なサムギョプサルが食べられることはもちろん、お通しやお酒の種類、店内の雰囲気も、日本のお店とは異なります。本場のサムギョプサルを現地のような雰囲気で味わいたい方は、韓国料理の専門店がおすすめです。

 

居酒屋

韓国ブームの影響もあり、多くの居酒屋で韓国料理を取り入れています。ヤンニョムチキンやチーズタッカルビなどを、日本の居酒屋で見たことがある人もいるでしょう。それらと同じように、サムギョプサルが食べられる居酒屋もあります。

居酒屋のメニューは、そのお店のホームページから確認できます。『サムギョプサルを食べてみたいけれど、専門店に行くのはハードルが高い』と思っている方は、まずは日本のサムギョプサルを試してみてはいかがでしょうか。

専門店と比べると、食べ方や焼き方など、知らないことを気軽に聞きやすい環境です。韓国料理を専門店で食べたことがない、近くに韓国料理屋がない方は、サムギョプサルを食べられる居酒屋を探してみてください。

 

お家で

サムギョプサルの材料は、スーパーで揃うものばかりです。好きなドラマやテレビを見ながらゆっくり食べたい方、友人や家族とワイワイ楽しみたい方、お金をかけずにサムギョプサルを味わいたい方は、お家で食べてみてはいかがでしょうか。

手作りならではのこだわりのタレや、お店では試せない付け合わせの組み合わせなど、自由に楽しめるのが家で食べるサムギョプサルの魅力です。追加料金を気にせずに、自由に具材を追加できるのも、家で楽しむサムギョプサルならでは!

特別な日には家族や友人など気心の知れた人たちと一緒に、サムギョプサルパーティーを楽しんではいかがでしょうか。

自宅でサムギョプサルを食べたい方は、後述するレシピや食べ方を参考にしてください。

サムギョプサルのレシピ・食べ方

サムギョプサル

サムギョプサルは自宅にあるホットプレートやフライパンで簡単に作れます。まずは、メインとなる豚の三枚肉を用意しましょう。一口サイズにカットされているバラ肉を購入すれば、時短調理が可能です。ごま油をたっぷりとひいて、肉の脂がカリカリになるように焼いていきます。

スーパーで売られている薄切りの豚のバラ肉でもよいのですが 、本格的なサムギョプサルを楽しみたいのであれば 、1cm程度の厚さのある三枚肉がおすすめです。お肉専門店や精肉コーナーなどで厚みのある大きめサイズにスライスしてもらうと、お店のようなサムギョプサルが作れます。自宅で大きめのサイズ を焼く場合は、カットするためのハサミも準備しておきましょう。

 

サムギョプサルの材料

サムギョプサルの材料は、以下の通りです。

【材料】

 ● 豚バラ肉(ブロックがおすすめ):300~400g

 ● 白菜キムチ:お好み

 ● 豆モヤシ:お好み

 ● にんにく:お好み

 ● サンチュ:お好み

 ● 白ネギ:お好み

 ● エゴマの葉:お好み

ほとんどの材料は、お近くのスーパーで揃えることができるでしょう。ただし、エゴマの葉は手に入らない場合があります。必須の食材ではないため、なくてもかまいません。

サムギョプサルは、分量が決められている料理ではないので、野菜や肉の量はすべてお好みです。

また、豆もやしと白菜キムチを一緒にごま油で炒めると、味に深みが出て、淡泊な豚肉との相性がより良くなります。白髪ネギやエゴマの葉も、お肉と一緒にサンチュに巻いて食べてみてください。

 

焼きキムチ、白髪ネギ、にんにくなどと一緒に

サムギョプサルは付け合わせによって、味が大きく変わります。人気の付け合わせとしては、焼きキムチ、白髪ネギ、にんにくが挙げられます。

日本ではあまり馴染みがありませんが、韓国ではサムギョプサルに焼きキムチを合わせるのが一般的な食べ方です。三枚肉を調理したあと、フライパンに残った脂でキムチを焼くと、コクのある焼きキムチが作れます。

白髪ネギは、お肉と一緒にサンチュに包みやすいよう、繊維に沿って細く切っていきます。ごま油・塩・胡椒・砂糖といった基本の調味料に加えて、コチュジャンや唐辛子などで辛さを調整し、味を整えていきましょう。にんにくは、三枚肉と一緒に1片ずつフライパンで焼いていきます。

 

タレは味噌ダレ、ごま油、塩が定番

サムギョプサルには味が付いていないため、タレで味の変化を楽しみます。定番のタレは、味噌、ごま油、塩の3種類です。

味噌ダレは、味噌・ごま油・砂糖・コチュジャンなどをよく混ぜれば完成です。自宅で作るからこそ、おろしにんにくを加えたり、豆板醤を加えたり、好みに合わせて自由にアレンジが可能です。

ごま油は、レモンやオリーブオイルを加えても、美味しく食べられます。素材そのものの風味を味わいたいなら、シンプルな塩がおすすめです。

 

シメはお米を入れて「ポックンパ」に!

ポックンパとは、炒めるを意味する「ポックム」と、ご飯を意味する「パプ」を組み合わせた言葉です。韓国風チャーハンとも呼ばれていて、サムギョプサルのシメにぴったりの料理として人気があります。

調理方法も簡単で、サムギョプサルで余った食材をご飯と一緒にフライパンで炒めるだけで完成です。ポックンパは、おこげができるように焼くことで、美味しさが倍増します。

手順としては、はじめに ご飯・キムチ・ごま油・塩・味噌ダレ・焼き海苔などの具材を、全体に馴染むように炒めます。程よく混ざったら、強火にしてご飯をスプーンなどで平たく広げていくと、きれいなおこげができあがります。

サムギョプサルにおすすめの付け合わせ

サムギョプサルと並ぶ料理

サムギョプサルはメイン料理ではありますが、野菜と肉だけで作るシンプルな料理のため、もしかしたら物足りないと感じるかもしれません。

しっかりと食事がしたい、賑やかな食卓にしたい、より韓国気分を味わいたい方は、箸休めになるナムル、サムギョプサルと相性のいいチヂミ、ドラマなどでもおなじみの韓国ラーメンを付け合わせてみてはいかがでしょうか。

ここからは、追加のもう一品におすすめなナムル、チヂミ、韓国ラーメンを紹介します。

 

ナムル

ナムルはお肉と一緒にサンチュで巻いて食べてもおいしく、箸休めにもぴったりです。

作り方もとても簡単で、もやしや人参などお好みの野菜を軽く加熱し、キュウリと白いりごまを加えて、酢醤油と砂糖、ごま油を混ぜたタレで和えれば完成します。

加熱は電子レンジを使えば洗い物の手間も減らせます。余った場合は翌日に回せて、ひと手間加えるとビビンパとしても食べられるので、サムギョプサルを食べる際はぜひ一緒に作ってみてください。

 

チヂミ

野菜をたっぷり摂れてお腹も膨らむチヂミは、主食におすすめです。

チヂミはニラや人参、タマネギや海鮮などをお好みの大きさにカットし、小麦粉と片栗粉、少しの水を混ぜて多めのごま油で両面がカリッとするまで、しっかり火を通して作ります。使用する野菜に決まりはないため、冷蔵庫の余り物で作ってもOKです。

タレはポン酢にラー油を混ぜたものがおすすめ!甘辛い味噌のサムギョプサルとさっぱりポン酢ダレのチヂミが組み合わさることで味が単調にならず、飽きずに食べ続けられます。

 

韓国ラーメン

韓国ラーメンとサムギョプサルも良い組み合わせです。ボリュームがあるため、がっつり食べたいときにおすすめです。

最近では、韓国の人気袋麺「辛ラーメン」がコンビニでも販売されています。手軽に手に入れられるため、サムギョプサルを食べる日は一緒に用意しておくと良いでしょう。

サムギョプサルと一緒に辛ラーメンを食べる際は、サムギョプサルで余ったキムチやお肉、甘辛い味噌などをトッピングに加えるのがおすすめです。辛ラーメンの味にパンチが加わり、食材も無駄にせずに済みます。ぜひ、試してみてください。

 

韓国料理には韓国のお酒を合わせよう

韓国の料理をより堪能したい方は、韓国のお酒と組み合わせてみましょう。韓国のお酒が食卓に加わることで、より一層、テーブルの韓国ムードが高まります。

韓国のお酒といえば、チャミスルやマッコリなどが有名です。これらのお酒は、スーパーでも購入できます。そのほかにも、韓国ビールを販売している店舗もあります。

韓国酒とサムギョプサルの好みの組み合わせを楽しんでください。

ちなみに、韓国ではビールに焼酎を入れたり、チャミスルやマッコリをジュースで割ったりして飲むのだそう。現地の人ならではの飲み方を取り入れることで、韓国気分がより一層、高まるでしょう。

飲み過ぎには注意して、たくさんの韓国メニューが並ぶ食卓をぜひ楽しく囲んでくださいね。

家でもサムギョプサルを楽しもう

サムギョプサル

サムギョプサルは自宅にあるホットプレートやフライパンで簡単に作れます。付け合わせやタレを自分好みにアレンジできるので、辛いものが苦手な人や、もっと刺激を強くしたい人にもおすすめです。

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参考URL

【DELISH KITCHEN】サムギョプサルとは?名前の意味やおすすめレシピをご紹介!

【カライチ】サムギョプサルの意味と食べ方。韓国の簡単&本格レシピをお届け~!

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