もくじ
1. パンケーキとは?
2. パンケーキの歴史
3. パンケーキとホットケーキの違いは?
4. ふわふわパンケーキの簡単レシピ
5. 厚焼きパンケーキの作り方(約2枚分)
6. おいしくてきれいなパンケーキを焼くには?
7. 作ったパンケーキを冷凍する際のコツ
8. 朝食やランチ、デザートに人気のパンケーキを作ろう
パンケーキとは?
パンケーキとは、フライパンなどの平たい鍋で焼くケーキのことです。そのため、ホットケーキもパンケーキの中に含まれます。日本では、基本的には小麦粉・卵・砂糖・牛乳(または水)を使って作ります。パンケーキが生まれたのは古代ギリシャですが、いまでは世界各国で食べられています。ただし、国によって呼び方や、形状や材料が異なります。たとえば、オーストリアのパンケーキは「パラチンケン」と呼ばれ、クレープのように具材を巻くスタイルです。
パンケーキの歴史
世界中で愛されている「パンケーキ」。そもそも、どこでいつ頃から食べられるようになったのでしょうか。パンケーキは近年登場した食べ物のように思われがちですが、実は意外にその歴史が古いのです。
始まりは古代ギリシャまで遡る
パンケーキの始まりは、古代ギリシャまで遡ります。当時は、粉、水を混ぜ、熱した石を使って生地を焼きつくられていたのだそう。16世紀ごろから文献に載るようになり、18世紀には料理書にも登場し、19世紀にはさまざまな人たちが食べる身近な食べ物になりました。
日本には明治に伝わった
日本にパンケーキが伝わったのは、西洋文化の影響を受けた明治時代だといわれています。当時のパンケーキは薄く広げられた生地にシロップやバターを添えたスタイルで、大正時代になり東京のデパートの食堂などで提供されるようになりました。
諸説ありますが「ホットケーキ」という名前は、暖かいケーキ「ホットケーキ」が由来とされており、日本では「甘みのあるケーキ」が一般的に食べられています。その後、家庭でも気軽に調理できる「ホットケーキミックス」が登場し、普段の朝食やスイーツとして人気となり今なお愛されています。
日本での「パンケーキ」ブーム
2010年代の中頃から、日本では「パンケーキ」ブームが巻き起こりました。SNSが普及し、「映える」パンケーキが多く登場するようになったのもこの頃から。あなたも、一度は華やかでおしゃれなパンケーキの画像や映像を見たことがあるのではないでしょうか。それらで発信されるふわふわとした可愛らしいトッピングのパンケーキが話題となり、パンケーキ専門店やカフェも急激に増えていったのです。
引用:明星大学「パンケーキの歴史物語」
パンケーキとホットケーキの違いは?
パンケーキとホットケーキは基本的には大きな違いはなく、同じものを指す場合もありますが、世界的には「パンケーキ」が主流となっています。ホットケーキは、パンケーキの一種と考えられており、日本で生まれた呼び方です。
パンケーキは、「パン(底の平らな鍋)で焼いたケーキの総称」であり、アメリカンスタイルのものを指すことが多くバターやフルーツなどがトッピングされるほか、甘くない食事系のものもあります。
ホットケーキは、やや厚めのふんわりとした生地で柔らかい食感が特徴です。メープルシロップやバター、ホイップクリームなどが添えられることもあり「おやつ」として楽しむのが一般的です。ホットケーキは、「ホットケーキミックス」も各メーカーから販売されており、ご家庭でも手軽に作ることができます。
パンケーキとは
パンケーキは、小麦粉、卵、牛乳を使った生地を薄く平らに焼いたものを指し、一般的には朝食やブランチで食べられます。パンケーキには、シロップやバター、好みのフルーツやホイップクリームなどが添えられることもあります。また、甘さを控えたパンケーキは食事としても楽しめるのが魅力。パンケーキは、国や食文化によってスタイルやトッピングが異なるため、各国のパンケーキの食べ方を調べてみるのも楽しいですよ。
ホットケーキとは
ホットケーキは、パンケーキの一種で小麦粉、卵、牛乳などを使いふわふわな食感に仕上げられたものをいいます。パンケーキに比べ厚みがあり、甘みも感じられるのが特徴で、日本では「ホットケーキミックス」を使って作られるのが主流です。ホットケーキは、朝食としてだけでなく、シロップやバターなどを添えてスイーツとしても楽しまれています。
海外で「ホットケーキ」と言っても伝わらない!
海外で「ホットケーキ」と言っても伝わらず、時には誤解を招くこともあるため注意が必要です。海外では多くの場合「ホットケーキ」は「パンケーキ」と呼ばれており、薄くて平たいケーキがシロップやバターとともに提供されるものを指します。
引用:京都製菓BLOG「パンケーキとホットケーキの違いって何?じつは海外で通じないこととは?」
世界各国のパンケーキを知ろう
・アメリカ、カナダ:パンケーキは薄くてふわふわの生地が一般的。メープルシロップ、バターなどを添えて食べられる。
・イギリス:牛乳が多めの薄いパンケーキが一般的。レモンと砂糖を添えた伝統的な食べ方がある。
・フランス:小麦粉、卵、牛乳を使った生地が薄く焼かれたクレープが一般的。さまざまな具を包んで食べられる。
・ドイツ:果物やジャムと一緒に食べられるほか、中に具材を詰めて作られる。
・スウェーデン:厚めの小さなホットケーキで、ジャムやクリームと一緒に食べられる。
ふわふわパンケーキの簡単レシピ (約3枚分)
家庭で楽しめる、簡単なパンケーキレシピを紹介します。スーパーなどで手に入りやすい材料ばかりですので、ぜひ試してみてくださいね。
【ホットケーキミックス】材料
手軽にパンケーキを作るなら、ホットケーキミックスを使用するのがおすすめです。ここでは、ホットケーキミックスを使用する場合の基本的な材料を紹介します。ただし、各メーカーによって分量は異なるため、基本的には商品パッケージを参考にしてくださいね。
・ホットケーキミックス:150g
・卵:1個
・牛乳または水:100ml(各メーカーのパッケージ記載に従って分量を調整する)
・油・バターなど:適量
【ホットケーキミックス】作り方とポイント
<手順>
1.ホットケーキミックスをボウルに入れる
※大きめのボウルを使うと、粉が飛び散らず安心です。
2.卵と牛乳または水を混ぜる
※泡立て器を使うときれいに混ざります。
3.ホットケーキミックスに混ぜた卵と牛乳を加え、大きくさっくりと混ぜる
※ゴムべらなどを使うと綺麗に混ざります。混ぜすぎると膨らみづらくなるため、生地がぽってりしているくらいを目安に混ぜましょう。
4.適量のバター、または油を敷いてフライパンを温める
※バターが溶けたらフライパン全体に広げましょう。
5.生地を適量(全体の3/1くらいの量)高めの位置からフライパンに流す
※一気に落とすことで、綺麗な円になります。低いところから入れるとムラができてしまうので注意が必要です。
6.片面に気泡ができるまで焼き、裏返してこんがりとした焼目がつくまで裏面も焼く
※生地がなくなるまで、同じ工程で焼きます。フライパンに生地がつかないよう、バターや油を足してもよいでしょう。
7.パンケーキが焼きあがったら、皿に盛りつけてシロップやバター、お好みのトッピングを添える
【薄力粉】材料
パンケーキを薄力粉から作る場合は、いくつかの材料をそろえる必要があります。ここでは、薄力粉を使用する場合の基本的な材料を紹介します。
・薄力粉:100g
※ふわふわ食感のパンケーキなら薄力粉、もちもち食感のパンケーキを作りたいなら強力粉がおすすめ
・砂糖:30g
・ベーキングパウダー:小さじ1(なしでもOK)
・塩:ひとつまみ
・卵:1個
・牛乳:100ml
・バターやサラダ油:適量
※お好みに合わせて、トッピングのフルーツやナッツなどを準備するのも良いでしょう。
【薄力粉】作り方とポイント
1.ボウルに卵、砂糖、牛乳、サラダ油、塩を入れよく混ぜる
2.薄力粉とベーキングパウダー(なしでもOK)をふるいながら、1に加える
※ゴムべらなどでとろりと流れるくらい、なめらかになるまで混ぜましょう。
3.フライパンを中火で温め、少量のバターを溶かし(サラダ油でもOK)生地を1/4カップ程度)高い位置から流し入れ焼く
※テフロン加工のフライパンで焼くと、焼きムラができづらく綺麗に仕上がります。
4.気泡ができてきたら、裏返してもう一面も焼く
※生地がフライパンに付く場合は、バターかサラダ油を少量加えフライパンになじませます
5.生地がなくなるまで、同じ工程で焼く
6.焼き上がったら、皿に盛りつけバターや蜂蜜、お好みのトッピングなどを添える
作った人の感想
・料理が苦手な私でも、上手にできました!
・レシピ通りに作ったら、本当にふんわり焼けました!
・いつも食べるホットケーキと比べ物にならないくらい、おいしかったです!
・レシピ動画を見ながら作ったら、とってもふわふわになって今までで1番おいしく作れました!
・家族みんなもおいしいと言ってくれました!
厚焼きパンケーキの作り方(約2枚分)
ここでは、「ふんわり厚焼きパンケーキ」の作り方をご紹介します。円形の型「セルクル」を使用すれば誰でも、お店のホットケーキのような厚焼きに仕上げることができますよ。
【厚焼きパンケーキ】材料
・自家製ホットケーキミックス:100g
・牛乳:70ml
・卵黄:1個分
・卵白:1個分
・砂糖:大さじ1
・バニラエッセンス:5滴
・サラダ油:小さじ1
・無塩バター:10g
・メープルシロップ:適量
【厚焼きパンケーキ】作り方とポイント
1.薄力粉をボウルに入れる
※薄力粉をしっかりとふるいにかけましょう。
2.ふるった薄力粉と砂糖、ベーキングパウダー、塩を混ぜる
※泡立て器を使ってよくかき混ぜましょう。自家製ホットケーキミックスのできあがりです。
3.自家製のホットケーキミックスに、混ぜた卵と牛乳を加え、しっかり混ぜ合わせる
※大きめの泡立て器を使うと、綺麗に混ぜることができます。
4.別のボウルを用意し、砂糖の半量と卵白を入れてハンドミキサーでメレンゲをつくる
※ツノが立ったら、砂糖を加えて混ぜましょう。
5.生地にメレンゲを加えて、さっくりと混ぜ合わせる
※メレンゲを潰さないように、優しく混ぜましょう。
6.適量の油を敷いて、フライパンを温める
※油をフライパン全体に広げましょう。
7.セルクルをフライパンに置いて、生地を流しいれる
※ガラス蓋などをして、弱火でゆっくり焼きましょう。
8.片面に気泡ができたら、セルクルごと裏返して3~4分ほど焼く
※生地がなくなるまで、同じ工程で焼きましょう。
7.厚焼きパンケーキが焼きあがったら、セルクルから生地を外し、皿に盛りつけてメープルシロップやバター、お好みのトッピングを添える
※お好みでジャムやクリーム、フルーツなどを添えてもおいしいですよ。
作った人の感想
・市販のホットケーキミックスより膨らんで、おいしく食べ応えがあるように作れました!
・もうずっとリピートしています。
・ホットケーキミックスを常備しなくても、合わせるだけで簡単にできるし、おいしいです。
・自宅にあるものですぐにできるし、安心な材料で作れて良いです。
おいしくてきれいなパンケーキを焼くには?
お店のパンケーキのように見た目も美しくおいしく焼くためには、いくつかのコツがあります。下記のポイントを参考に、あなたもトライしてみてください。
・パンケーキの生地は、混ぜすぎないよう粉っぽさが消える程度にしましょう
・パンケーキ生地を作ったらすぐに焼きましょう
・パンケーキは何度も裏返さず、一度だけにしましょう
・パンケーキを1枚焼くごとに、濡れた布巾などの上でフライパンを冷ましましょう
作ったパンケーキを冷凍する際のコツ
たくさんのパンケーキを焼いて食べきれなかった場合は、冷凍保存することをおすすめします。冷凍保存することで、いつでも手軽にパンケーキを食べられるので便利です。解凍してもおいしく食べることができるコツを紹介します。
・パンケーキのあら熱をとる
・一つひとつ個別にラップで包む
・冷凍保存用の袋などを使用し、密閉する
・パンケーキ同士を積み重ねず、冷凍後に入れる
・食べる前に冷凍庫から取り出し、電子レンジやトースターなどで解凍する
※温めすぎるとパンケーキが固くなるため注意が必要です
<電子レンジの目安>
500Wの場合 1枚:約1分 2枚:約1分50秒
600Wの場合 1枚:約50秒 2枚:約1分30秒
朝食やランチ、デザートに人気のパンケーキを作ろう
カジュアルに楽しめるスイーツであり、食事としてもおいしいバリエーション豊かなパンケーキ。ホットケーキミックスを使えば手軽に、薄力粉から作れば甘さや柔らかさなどを自分好みに調整しながら本格的なパンケーキをつくることができます。アレルギーをお持ちの方は、牛乳や卵を使用せずに作ることができるレシピもあるため試してみてはいかがでしょうか。みなさんもぜひ、パンケーキを自分らしくアレンジして楽しんでみてくださいね。
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【参考サイトURL】
なるほど!「パンケーキとホットケーキ」の違い、知ってますか?
パンケーキ?ホットケーキ?歴史の始まりから各国の違い、最近の流行まで
パンケーキ?ホットケーキ?歴史の始まりから各国の違い、最近の流行まで