できるだけたくさん”良いもの”に出会いたいと思っていた20代。
できるだけ”良いもの”を長く使いたいと思い始めた30代。
モノへの価値観が変わったキッカケは
自宅をリノベーションしたことに大きく紐付いている。
改造にあたって、部屋から物を出す必要があった。
自分が集めてきたモノの多さに気付いた。
リノベーションされた空間にはできるだけモノを少なくシンプルに。
その空間には、長く愛せる家具や家電を置きたいと思うようになった。
“長く愛せるもの”と出会えるか否かは
モノと出会う順番にヒントがある様な気がする。
衝動的に出会った”良いもの”は
大体、家に持ち帰ってみるとピースがはまらない。
はまらないから、はまるまで買い続ける。
するとより一層、長く愛せるものに出会うことから遠のいてしまう。
まずはジグソーパズルの中で抜けているピースが、どんな物なのかを知る。
それをいつも自分が知っておくことで、衝動買いがなくなるし、いつもアンテナを張っておくことができる。
そのかけがえの無いピースこそ「長く愛せるアイテム」なのかもしれない。
全体の絵を完成に近づけることで人生を豊かにできると私は思っている。
ピースがはまった時、そこにひとつの絵が生まれる。
紅茶を飲んだり、本を読んだり、映画を観たり。
なんでもない時間を愛しい時間に変えることができる。
長く愛せるものと出会うということは、日常を豊かにするいちばんの近道である。
プロフィール
高田久美子
東京から群馬に移住をし
家族との暮らしをInstagramやYouTubeにて発信。
現在の総フォロワーは4.5万人以上。
ブログやコラムの執筆やイメージモデルなど
働き方の枠にとらわれずフリーランサーとして活躍